タブレット読書で避難所生活をエンジョイ
避難所生活の充実を図る
避難生活で少し落ち着きを取り戻すと、生活の質の向上が求められます。
限られたスペースの中でどの様に生活を充実させるかが課題になります。
同じ空間で暮らす全ての避難者との共同生活のスタートです。
避難所での日中の過ごし方や長い夜の過ごし方を考える必要があります。
災害に対する不安や共同生活のストレスなど様々なストレスが入り混じっています。
そんなストレスの改善には、心を休める睡眠が一番ですが、多くの人々が同じ部屋で熟睡することは難しい状況です。
そんな眠れない夜には読書が一番です。消灯時間の早い避難所では、通常の読書は難しいのが現実です。
暗い夜はタブレットで読書
消灯後の避難所や暗い部屋では、スマホやタブレットを利用した読書が最適ですが、スマホの文字は小さく読みづらいためタブレットが良いでしょう。
夜のリラックスした状態での読書は、タブレットの重さと明るさが評価ポイントです。
そのタブレットにもいろいろな種類があります。
パソコンの機能を持った高機能タブレットがありますが、夜リラックスした状態では読書用タブレットがお勧めです。
重いタブレットは長時間の読書には不向きです。
読書に特化したタブレットは軽くて、持ちやすく細工を施したものもあります。
また、明るさの調節ができて、バッグライトで照らさないため目に優しいタブレットもあります。
タブレットの使用方法
今回のテーマが避難所でのタブレットを利用した読書のため、触れませんでしたがタブレットによる読書は避難所だけのものではありません。
会社にお勤めの方は、日帰り出張から長期の出張までタブレットひとつで何日も読書を楽しめます。
通常生活では、自宅の居間での使用や寝室での一時、寝落ちしても電源は勝手にスリープモードとなりますので安心です。
通勤・通学の電車やバスの中、キャンプなど、どこでもオフラインでの利用が可能です。
キャンプ場など電波の届かない場所でも、何冊分も入るタブレットが1台あれば、重い書籍を持ち歩く必要はなく、読書三昧できます。
読書の大切さ
子供の成長には、親子の会話、友人との遊びや会話、テレビ、映画など子供が見たり感じたりする事、すべての出来事が脳を成長させてくれますが、現実の生活だけでは足りません。それを補うのが、読書です。
読書をすることにより文字を覚え、言葉の意味を知り、学力も高まりますが、それ以前に性格を作り感情や感性が磨かれ、人間が形成されます。想像力や集中力も養われます。
先人の考えを知ることや未来を疑似体験すること、そして行ったことのない国への旅行記など経験したことのない出来事が子供の脳をより成長させてくれます。
『映画やテレビのほうが画像が綺麗でリアリティーがあるんじゃないの?』と言われることがありますが綺麗さを追求するのであれば映画やテレビにはかないません。
しかし子供さんの想像力について考えてみましょう。
きれいな画像や細かな画像では、すべての情報が描かれているため、想像力を発揮する余地がありません。
子供さんはちょっとした壁の傷や落書きからいろんなことを発想します。
お父さんやお母さんと散歩していたお子さんが『あの雲ソフトクリームみたいだね』『汽車が煙をはいて走ってるよ』など大人の我々では想像もつかない発想から話が始まり、いつの間にかその場にお子さんの世界が広がります。
筆者の場合、男の子で、チラシを自動車の形に切り、ひもで道や橋を作り遊んでいた記憶があります。
大人から見ると車らしい車でも道らしい道でもなく・・・・・それでも楽しそうでした。
頭の中には、綺麗な世界が広がってたのでしょう。
また、文章を読む場合、『行間を読む』と言いますが、その情景を思い浮かべて想像することが大切です。
テレビの情報やネット検索による結果は、算数のテストに例えると、式のない答えのように説得力がありません。
算数の公式について考えることやどうしてこの答えが導き出されたか?など答えを出すまでの過程が大事です。
答えを得るために、ある過程を経てたどり着いた答えは説得力を持ちます。その体験が脳を成長させます。
実際に体験することが一番良いのですが、全てのものを体験するわけにはいきません。
出来ないことを体験させてくれるものが読書です。
高齢者と低視力者の読書
高齢者や低視力者には現在の書籍は文字が小さすぎます。
大きな文字の書籍を売る本屋さんが話題になっていますが、文字が小さいとか、暗くて文字が見えないなどの理由で読書ができないのは不幸です。
文字が小さくて読めないことは、読書が生活から遠のいていくきっかけでもあります。
文字の大きさに関して言えば、スマホやタブレットは得意分野です。
簡単に拡大縮小が出来ます。(ピンチアウト・ピンチインが拡大・縮小を行う行為です)
ピンチアウト・ピンチインとは画面に2本指(例:親指と人差し指)でタッチしてその指を開くことで文字や画像が拡大します。
反対に広げた指の間隔を狭めることで、文字や画像が縮小します。
しかし、大きな文字であれば良いのではなく、明るさも大きく関係します。
太陽の光を浴びる窓ぎわでは凄く見やすい文字が、太陽が陰ったり窓ぎわを離れたりするとすごく見えにくくなったりします。
タブレットやPCのように画面が光ってくれることで凄く見やすくなりますが、あまりにも多くの機能を持った機種では、タッチセンサーに間違ったり、違う画面に替わったり、違う機能が発動したりと何かと高齢者には使いずらいものです。
読書専用に作られたタブレットは読書以外の機能は省かれています。
先ほど画面が光ってくれると書きましたが、製品によっては、タブレット本体からのバックライト方式ではなく、直接目を照らさないフロントライト方式を採用しているため目に優しく疲れない製品もあります。
高齢者と読書
お年寄りが良く言う『年を取ると一年が短く、転がるように時が過ぎていく』と言いますが、これは筆者も実感しています。
その理由は簡単です。子供の頃は見るものすべてが新鮮でした。
見たもの、体験したことすべてが初めてで、感じることがいっぱいで長い時間過ごしたように感じます。
しかし定年後、毎日がテレビ、三度の食事と、年寄りどうしの世間話。これでは1年365日同じことの繰り返しのため、365日が1日で語り尽くせます。
極端な話ですが、10年間このような暮らし方をしていれば、10年間を感じることが出来ません。
自分の手のしわや腰の痛みなど自分の老化でしか10年を感じることができません。
『俺は新聞を毎日読んでいるから大丈夫』と思っている方がおられますが、少し違います。
確かに読まない人と比べると良いことではありますが、小説の世界はもっと大きな広がりがあります。
ボケ防止のために活字を読むことは、大変良いことですが、脳の活性化には小説が良いようです。
知的好奇心を高めることができて、ますます『知りたい』と言う心が芽生えてきます。その思いは年には関係がありません。
もう一つ大切なことは、小説を漠然と読むのではなく、脳に定着させることが大切です。
簡単に言えば"読んだ小説のあらすじが述べられる"そしてそのあらすじを文章にすることで、脳に記憶として、残ります。それがボケ防止につながります。
若者と高齢者は少し事情が違います。仕事や運動の後の読書とソファーに座りっぱなしで毎日読書、読書三昧は良くありません。心と身体のバランスが大切です。
一日のうちで読書する時間、散歩する時間、文字を書く時間、運動する時間、テレビや映画を見る時間などいろんな時間を設けましょう。
『子供のために』はチョット待った‼
『タブレットいいね。〇〇ちゃんの4歳の誕生日プレゼントにしようか』この件についてはちょっと待った。デス
実際の本では、ページをめくる感覚を覚えたりや本の質感を感じることが出来ますが、タブレットではそうはいきません。
タブレットには、何十冊分もの本を入れることができますので、散らかすことはありませんし、本を片付ける必要もないのです。言い換えれば、片付ける行為が身に付きません。
『ページを折り曲げれば元に戻らない』『ぎゅーと握ればシワになる』など大切に扱う心はタブレットより本のほうが身に付くのではないでしょうか。
小学校の入学時に本がいっぱい入ったタブレットをプレゼントしましょう。
Amazon電子書籍リーダー 購入
今回、購入したタブレットの使用経験をまとめましたので、報告します。
私が購入した機種と仕様は以下の通りです。(Kindle Paperwhite 上位機種、防水機能搭載 wifi 8GB ブラック 広告なし)Kindle Unlimited(3ヵ月分。以降自動更新)
本体の重さは182gです。専用カバーを含めると296gと114g重くなります。
専用カバーにはマグネットが埋め込まれていて、使用時には裏面に接着、使用していないときは画面を守る仕様になっています。
カバーはしっかり固定されるので、自然に開く心配はありません。
カバーの開閉だけで端末が自動的にスリープ/スリープ解除が可能となります。
画像や漫画を読む予定のない私には、問題はなかったのですが、PDFを読む予定にしていたので少し残念です。
拡大機能の反応が遅いのでPDFを見る事はストレスを感じます。
画像や漫画用に使用する場合ですが、白黒表示のため、画像はカラーモニターにはかないませんが、漫画は有りです。
漫画をよく読む方には、32GBをお勧めします。
推奨 Amazon電子書籍リーダー
下記の3種類のタイプにはKindle Unlimited(3ヵ月分。以降自動更新)が入っています。
『Kindle Unlimited(キンドル アンリミテッド)』では和書12万冊、洋書120万冊が無料で読めますが、3か月後までに解約しないと自動更新となります。
注意してください。(アンリミテッドの有無で購入金額に違いはありません)
電子書籍リーダーの選択肢
下記製品は、フロントライト方式で目に優しく、e-inkディスプレイが採用され読みやすく、快適に読書ができる明るさ調整機能を持ち合わせています。
E Ink(イーインク)とは、アメリカで開発された技術で、多くの電子書式端末で採用され、実際の紙に印刷されているような見た目です。
もう一つ優れた点が、電力を消費が少ない表示方法です。
上記までが3機種が持ち合わせる特徴です。一番ベーシックなモデルでも高い技術が搭載されています。
8GBと32GB
搭載できるメモリーは8GBと32GBを選べます。
普通に小説を読むだけであれば、8GBで十分ですが、漫画を読みたい方は32GBを選んだほうが賢明です。
32GBを搭載した機種は3千円ほど高くなります。
wi-fi とwi-fi+無料4G
wi-fi』と『wi-fi+無料4G』が用意されています。
自宅にWi-Fi環境がある方は、wi-fi のみで良いでしょう。
出先機関で読むことが多くダウンロードも頻繁にする可能性がある方以外は自宅Wi-Fiで十分です。
無料4G付きは5千~6千円高くなります。
広告あり・広告なし
広告があっても気にならない方と気になる方半々位に別れるようです。
Amazon電子書籍リーダーを愛しく思う人は広告なしを選びますが、小説が読めれば良しと言う方は広告ありを選ぶようです。
筆者は断然広告なしです。愛しいリーダーには余計なものを載せたくない。です。
広告なしの場合購入料金が2千円高くなります。
下記で紹介する機種は、サイト画面上でスペックを自由に選択できますので、お気に入りのタブレットに仕上げてください。
Kindle 電子書籍リーダー(ベイシックモデル)
これはKindleの小説を読むための入門機です。
明るさの調整があるため、昼も夜も屋内、野外に関係なく、快適に読書することが出来ます。
解像度は167ppiと低めですが文章であれば問題なく、快適に読むことが出来ます。
長時間バッテリーを搭載していますので一度の充電で数週間利用可能です。
ハイライト、辞書、フォント変更など紙の本にはない機能が充実しています。
しかし防水機能は付いていませんので、水回りやお風呂での使用には、お気をつけください。
Kindle 電子書籍リーダー(ミドルレンジモデル)
これまでのKindle Paperwhiteの中で最も薄く、軽い機種です。
300ppiの高解像度で、小さな文字もくっきりキレイです。
反射のないディスプレイを使用していますから、太陽の下でも快適に読むことが出来ます。
防水機能付きによりビーチやプール、お風呂でも快適に読むことが出来ます。(IPX8等級)
Kindle 電子書籍リーダー(ハイエンドモデル)
Kindle内で最高のPaperwhiteディスプレイを有し7インチの300ppiの高解像度で綺麗です。
防水機能付きによりビーチやプール、お風呂でも快適に読むことが出来ます。(IPX8等級)
フロントライトLEDを25個使用して、色調調節と明るさを自動制御調節が可能です。
持ち手側に重心を寄せた重さを感じさせない作りと持ち手部分にページ送りボタンを配するなど考えられたタブレットです。
自動画面回転機能を搭載した至れり尽くせりの機種となっています。
ここまで特徴をお話ししましたが、一度使用してみたいタブレットです。
書籍リーダー 購入時の注意点
今回、タブレット購入時の注意点をまとめましたので、報告します。
Kindle Unlimited 3ヵ月分は3ヵ月経つと自動更新されますので、事前に解約してください。
書籍リーダー注文時は、アンリミテッド付きとして、1つにまとめられていますが、確認画面では、2つに別れています。
書籍リーダー確認画面には、アンリミテッド無しになっています。よく確認しましょう。
上記に対する要望:「注文後にKindle Unlimited(3ヵ月分。以降自動更新)付きのご注文であることを分かりやすくし
本体購入時に充電コードは付いて来ますが、充電器は別売りです。
本体カバー、保護フィルム、2年間保証(水没、落下破損)も別売りです。
最後に
読書は避難生活を充実させます。夜の夜長に小説や漫画で不安を一時的に減らしましょう。
Amazon電子書籍リーダーにはいくつかの種類があります。値段と使用方法を考慮して購入しましょう。
いつ起こるかわからない災害のためのタブレット端末ではなく、毎日使用している端末が避難所やキャンプで有効に使用できます。