子育てが辛くなったら読んでください。
結婚後、妊娠を知った時の喜びは何事にも変えられない大きなものですが、それと同時に大きな責任を感じます。
初めてのお子さんの場合、完璧を求め一人で頑張り過ぎる傾向があります。
頑張っているのに成果が上がらなかったり、子供に伝わらなかったりで落ち込むことがあります。
特に、体調を崩したり、上手くいかなかったが続くと子育てを辛く感じ、やめたくなることがあります。
そんな時こそ、このブログを読んで、今の子育て方法や自分の考え方を見直す良い機会です。
- 子育てが辛いと考える方
- 子育てを考えすぎる方
- 心配性の方
- 完璧にできないと悩む方
心配性は自分も子供も不幸
『心配性の親御さんは気を付けてください』
全てのお母さんが子供のことを心配しています。
『ケガはしないか?元気に育ってくれるか…?』成人になっても、一生心配するのが『親の性』です。
心配することは悪いことではありませんが、心配のあまり度を越した行動は良くありません。
その行動は、お子さんの練習や経験を奪いかねない行動となります。
『ハサミは危ないから』『ナイフは危ないから』を理由にやらせないことは、お子さんに大きなハンディを与えてしまいます。
これは、全てのことに言えることです。
ハサミやナイフであれば、学校で教えてくれますが、小さな頃に身に付けるべき、やる気や積極性、チャレンジ精神は、後から身に付けることは難しいものです。
考えすぎが自分を追い詰める
お子さんの発達(発育)について
育児中のお母さんは、お子さんの成長が楽しみですが、気になる点でもあります。
育児書には、理想とする子育て方法や発育段階が細かく書いてあります。
2歳には言葉が話せるようになる、友達と遊べるようになる。
3歳では、ハサミが使えるようになる、箸の使い方を覚えるようになる。
幼稚園入園時には、…など理想が並んでいます。
しかし、子供の成長(言葉、動作)には、個人差があります。
男女の違い、兄弟の有り無し、産まれた日時、お子さんの性格などで大きく違ってきます。
同じ年でも、こんなに違う。
4月生まれのAちゃんと次の年の3月生まれのB君は、同じ年として幼稚園に通います。
- Aちゃん
- 4月生まれ、女の子、姉ちゃん有り
- B君
- 翌年3月生まれ、男の子、一人っ子
この二人を比べれば、明らかにAちゃんの方が、何をやらせても優位にたちます 。
その上、B君がおっとりとした性格であれば、もっと差がつきます。
それでは、B君は劣っているのでしょうか?いやそんなことはありません。
まだその時期が来てなかったり、環境が整っていないだけです。
そんな、画一的な育児書に振り回されることはありません。
子供が出来るようになる、ならないはあなたの子育てとは、まったく関係ありません。
できる、できないの要因は他にいっぱいあります。
我が息子の場合
私の息子は、3月下旬に生まれ、一人っ子です。B君と全く一緒です。
幼稚園では、ひとりでボタンを留められず女の子に手伝ってもらってました。
何をしても遅い子供でしたが、小学校入学時には、自分で出来るようになっていました。
男の子と女の子の比較
元来、男の子と女の子の成長には、差があるようです。
どちらが優れているという事ではありませんが、女の子は、しゃべり始めるのが早く、手先を上手に動かせるようになるのが早いようです。
男の子は、体を動かすことが得意で、チャレンジ精神が旺盛です。
これも一般的な意見で、個人差はあります。
兄弟がいる子と一人っ子の比較
兄弟のいる、いないで結構大きな差がでます。
1つ違いの弟、妹ができると、お母さんは赤ちゃんへの比重が大きくなります。
親御さんの口ぐせの『お兄ちゃんだから(お姉ちゃんだから)』と言われてひとりでやることが多くなり、早めにできるようになります。
また、お兄ちゃん、お姉ちゃんのすることを真似したがりますので、親が教えなくても、できるようになります。
4月生まれと3月生まれの比較
生まれて730日経つと2歳です。1095日経つと3歳です。
生まれ月、日によって、成長は大きく変わります。
4月2日生まれの子と、翌年の4月1日生まれの子は同じ学年として幼稚園や小学校に入園(入学)します。
入園当日、364日の差がある子供が同じことを学びます。
364日は約1年、体つきから、体力、能力も大きく違います。
これ以上に成長に関わる要因は多くありますので育児書どおりでなかったり、友達より遅いと心配することは損なことです。
考えすぎや心配性は、お母さんの笑顔を奪い、まわりに辛く当たってしまいます。
悲観的に捉える要素は何もない状況ですが、考えすぎ(心配性)はマイナス的発想が膨らみ現実を見失います。
先ずは、我が子から離れ、一般的な子供に置き換えて考えてみましょう。少し冷静になりましょう。
今できなくても明日には出来るようになります。
数年後には、考えすぎを反省するでしょう。
お母さんはこんなことでも悩みます。
子供が育っていく中で、子供のマイナスな性格に対して悩むことが多いようです。
うちの子は落ち着きがない。
例えば、『うちの子は落ち着きがない』お友達は静かにお話が聞けるのにうちの子は走り回ってばかり。
落ち着きがない(見方を換えれば)
- 活発で元気がある。
- 行動力がある。
- 体力がある。
- 自立心がある。
動きが悪い(見方を換えれば)
- やさしさがある。
- 穏やかさがある。
- 落ち着きがある。
- 物事に慎重である。
『落ち着きがない』『動きが悪い』とは、別の見方や違う性格を持ち合わせています。
お子さんの悪い所を指摘しないで、良い面を褒めて伸ばしていきましょう。
子供の頃から静にできる子供は少ないものです。
『子供は元気があって、健康、今はそれでよし』と考えれば、気にならなくなります。
子供の見方を変えれば、良い面が見えてきます。
適当でも子供は育つ
子供が生まれて、2〜3年は親がいなければ生きていけませんが、徐々に手も離れ、強くなっていきます。
寒いからと言って厚着をさせたり、室内で遊ばせたりなど手を掛けすぎることは、ひ弱なお子さんにしています。
手を掛けないほうが自立心が養えます。
小さな頃(1歳2歳)には、いっぱい手を掛けて、自立心が芽生え始めたら、積極的な見守りに切り替えましょう。
手抜きは悪くない
『手抜き』と言うと響きはよくありませんが、『手抜き=合理的』と考えれば悪いことではありません。
以前は『インスタント食材は良くない』『電子レンジで野菜を湯がいたり』など褒められたことではありませんでしたが、今では当たり前、反対にビタミンがお湯に溶け出さないため良いとされています。
以前のように、お子さんの離乳食は自分で作る必要がありません。
お店で買ってきたら良いんです。空いた時間はお子さんに笑顔で話しかけてください。
合理的にこなして、空いた時間に読書やスマホ、などお母さんの息抜きの時間にしましょう。
お子さんの弁当でも手作りにこだわる必要はありません。冷凍食品の方が良い場合があります。
時間をかけた手作り感満載の弁当も良いのですが、主食・主菜・副菜をそろえた冷凍食品でOKです。
手抜き家事もおぼえましょう。
子育ての頑張り過ぎは親子に悪影響
子育てにおいては『転ばぬ先の杖』は必要ありません。
もっと言えば、先回りしてお子さんを助けることは、子供のためにはなりません。
将来のために経験を積む絶好の機会を奪っているだけです。
大切な時間を使った挙げ句に、お子さんの邪魔をしているだけの行為です。
その時間が有ったら、体を休めたり、自分の時間に使いましょう。
お子さんが将来失敗しないようになるには、お母さんといっしょにいる今、失敗や成功を経験することです。
(失敗とは言葉の響きが悪いのですが、お子さんが初めてする行為はできないことばかりです)
失敗と成功を数多くすることが経験です。
『見守り』の時間を増やせ❗
親として子供にして上げたいことはいっぱいあると思いますが、グッと我慢して見守ることが大切です。
今回相談のように母さんが辛いときは、お子さんに任せることを増やしましょう。
『こうしたい、こうしてほしい』などお母さんの願いはひとまず忘れ、お子さんに任せ、お母さんは休みましょう。
お子さんに任せることで、大きな発見や成長を感じることができます。
積極的に手伝いをさせろ❗
お子さんは一人で出来るようになると手伝うこと任せられたりすることを喜びと感じます。
言葉は悪いのですが、おだてたり、褒めたりして続けさせましょう。
手伝いも経験することであり自立の練習でもあります。
お手伝いすることは、生きていく上で大切なことを学びます。
『自立』 『コミュニケーション力』『自信』『自己肯定感』『創造力』『語彙力』を高めることができます。
継続することで、『習慣化』『我慢やセルフコントロール』も覚えます。
手伝う相手と話し合うことでコミュニケーションが生まれ、工夫しながらやりきることで、 自信が生まれ、上手くいかない時には試行錯誤と我慢を覚えます。
まとめ
『子育て』を考えすぎないで、先回りせず『見守り』、合理的に育児を行えば、少しは余裕ができるはずです。
自分をリフレッシュしながら、笑顔でお子さんに向き合いましょう。