- 就職しても違うと思ったら早めに方向転換。それが将来後悔を生まない。
- 就職で悩んでるあなたへ
- 就職先に納得できていないあなたへ
- 就職したが転職を考えているあなたへ
- 一生懸命頑張ったがうまくいかないあなたへ
転職とは:元来、転職とは職業を変えることを言いますが、現在の日本では、同じ職業であっても雇用主が変わることも転職としています。
転職サイト等で使われる転職とは職業を変えずに雇用主を変えることを含んでいます。
この記事では本来の転職について記載しています。
年功序列とは
年功序列:年齢や勤続年数に応じて給与やボーナスなどが決められているこれが『年功序列賃金制度』です。それに役職や待遇が勤続年数や功績により決められていくのが『年功序列制度』です。
高度成長期には当たり前の就業体系でした。右肩上がりの経済成長時代では何の問題もありませんでした。
企業で働く方の多くは、大満足ではないが不満もないそんな人ばかりでした。先輩を敬い、先輩に仕事を習い、自分は後輩を育て会社が大きくなっていく。
うまくいっている企業では良いのですが、業績が上がらない企業や人間関係に悩む人、能力の差を感じる人々が増えてくると上手くいきません。
人間の世界では当たり前のことですが能力ある人は、無能な上司に落胆し、上司は部下をやっかみ(妬み・羨み)ます。
大きな企業でもよく言われることが、『企業は100年続かない』
どうして続かないのか?これは簡単です。人間だれしも自分が可愛いい。会社のトップも同様です。自分の座を譲る際、自分より能力のある後輩にはけして譲らない。
- 自分の影響力を残したい❗自分の輝きを残して置きたい❗そんな考えがそうさせるのでしょう。
要するにこれが続いて企業が廃れていくというわけです。同族企業も然り能力のある親であれば息子も孫も能力を持っているとは限りません。
年功序列のデメリット
- 年功序列では、若い能力のある人材の不満が募り、離職し易い。(成果を上げても評価が得られない)
- 年功序列により人件費が高騰する。(中途退職者が少なく高齢者が多くなる)
- 新しい技術や取り組みが乏しくなる。(新たな取り組みを行う必要がない)
年功序列のメリット
- 会社に対する愛着が強く、裏切ることが少なくなる。(長年勤めている企業であるため)
- 長期的な人材育成ができる。(長年同じ会社で働いているため人材育成プランが作りやすい)
- 人事評価が簡単にできる。(長年勤めている関係から性格、能力が把握できているため)
メリットもデメリットもありますが、右肩上がりの経済成長時代や儲かっている企業では、良いシステムではないでしょうか?
しかし現在のような経済状態では、変革が必要です。
就職や転職に対する心得
転職は、決して『いやになったら転職すればよい』という安易な考えではいけない。
一度決めた就職先は、『とことんやってみてそれでもダメなら転職を考える』位の考えで、軽い気持ちでの転職では、次も上手くいかない。
就職後に『のほほん』と仕事をするのではなく、この仕事は一生続けられるか?後悔はないか?を考えてみよう。
『この給与なら生活できるから良しとしよう』『安定した職業だからこれで我慢しよう』『親が喜んでいるからこのままでいいか?』こんな考えでは将来、絶対、後悔します。
そうならないためにも就職前にいろいろ考え、いろいろ経験してみることが大切です。
高校や大学など学生時代のアルバイトも良い経験だと思います。自分に向いている仕事を考えてみましょう。
もう一つの選択肢
転職をする前に、もう一つの選択肢として、副業を始めてみるのも一案です。
私もその一人ですが、副業と言えるかどうかわかりませんが、『WordPress blog』を始めました。まだお金儲けは出来ていませんが・・・・・・・・・
以前の日本の就職事情は、一度就職すれば『定年退職まで勤め上げる』それを美徳としていました。
自らが途中で仕事を替える『転職』はもってのほか、『一生同じ仕事』それが美徳で、私の実家の田舎ではよく言われたことです。
古い考えであることはわかっていますが、人が羨む大企業への就職は、本人の好き嫌いに関係なく勤め上げる事を親や親せきは望んでいました。
雇い主を変える『転職』について
転職を考える前にあなたがすること
上司との確執(いじめ)のための転職(雇用主を変える)は、あまりお勧めしません。どの職場でも同じような上司はいます。
まず、あなたが最初にすることは、分析です。自分のことを分析することは本当に難しいことですが、第三者になって分析してみましょう。
- 『これは本当にいじめなのか?』
- 『どうしていじめられるのか?』
- 『自分のどこが悪いのか?』を考えてみましょう。
自分一人で出来ない場合は、友人にお願して一緒に分析しましょう。
それで分析結果が『いじめ』であれば、転職を考えればよいが、その前に上司の上に話を持って行きましょう?そこで部署の移動をお願いしてみる?
貴方に落ち度がない『いじめ』であれば、社長や専務などへ直訴してもいいのではないでしょうか?自分だけ嫌な思いをする必要はありません。
全てがダメな場合は『転職』を考えましょう。そしてその会社を見返してやりましょう。
副業について
これから就職する方には、就職先の選択肢に『副業が出来る企業』を入れておいた方が良いのではないでしょうか。
自分の現在の仕事に対して行き詰まった時などに考える時間をもったり、行き詰まりを防ぐことが出来るのではないでしょうか?
- 優秀な人材を引き留めるため
- 本業にも良い影響を及ぼすことを期待
能力のある人材は、転職と言うよりも起業に回ってしまう。それを防ぐために副業を許しているようです。
現在転職サイトなど多くの選択肢がありますが、以前は転職というとあまり良いイメージではありませんでした。
『我慢が足りない』『飽き性だ』『努力が足りない』などまるで人間を否定すような言葉ばかりでした。
しかし現在では、転職は当たり前、いやな職場に『長居は無用』そんな嫌な職場にいることは間違いです。これが今の考え方ではないでしょうか?
筆者の考え方(思い)
私の場合は、40年間公務員(診療放射線技師)として働いてきました。
仕事のために、国家試験や認定、主任者免許など仕事に必要な資格を取り、研修も受け自身の向上を計ってきました。
多くの先輩からいろいろ教わり、多くの後輩に教え、30人を束ねる部門の長になり退職を迎えました。
そんな私ですが、放射線技師の仕事以外は全く知りません。
第2の人生を考えた場合、技師の仕事を続けるしかないのです。
心の中には大きな穴が『ぽっかり』開いた感じでした。
放射線技師のことは饒舌に語ることができますが、それ以外のことは全く判りません。
のほほんと過ごしてきたつもりはないのですが、定年を迎え『どっぷり技師と言う仕事に浸かっていた』そんな気がしてなりません。
今になって『あなたは好きな仕事でしたか』と言われると、そうではなかった思いがあります。
定年を迎え『これをやりたい!』というものはなかったのですが、技師以外の仕事が出来ないことにがっかりしました。次に働く選択肢がなかったことが残念でなりません。
FIRE movement とは?
皆さんFIREと言う言葉をご存じでしょうか?
20代~30代の若者の間で早期退職することを言います。
ただ単に早期退職するのではなく、経済的に自立をして、早期退職することです。
お金のために毎日ヘトヘトになるまで働くことをやめ、自分を仕事から解放することのようです。
そのためには就職した当時から節約と貯蓄などのための投資を行い多くの貯蓄をすることが大切です。
短い人生そんなにあくせく働かないで暮らそうとする行動です。
月曜日から金曜日まであくせくと働かなくともよい。
週3日~4日働いて、後は自分を高め人生を楽しむという考え方も良いとされた時代となってきています。
まとめ
色々なことに挑戦して、本当にやりたい職業に就いてほしい。
卒業したから就職ではなくて自分の好きなことを見極めることも大切です。
就職したら最後までまっとうすることを美徳としないで、頑張って無理だったら転職しましょう。いやいや勤めても良いことはありません。
若い時から人生を考え、FIRE(経済的な自立による早期退職)を考えてもよいのではないでしょうか?
現在は昔のような働き方を見直す機運が高まってきております。
短い人生そんなにあくせく働かなくても良いのではないか?