子供の教育や学習意欲についてお悩みの親御さんも多いようです。
今回は、学習(勉強)を中心に環境が与える影響について考えていきます。
- お子さんが生まれてお子さんの教育を考えている方
- 結婚して住む場所が決まってない新婚さん
- 忙しい時にスマホやタブレットをお子さんに使わせているお母さん
頭の環境(状態)
産まれて5歳くらいまでの脳は、どんどん吸収します。スポンジに例えられることもあります。
良いことも悪いことも何でも覚えてしまいます。この時期に良い習慣を身に付けさせましょう。
読書や文字を覚えてもらうために『読み聞かせ』からスタートしましょう。
絵本やお母さんの発する言葉から想像することや発想する楽しさを経験してもらうことが大切です。
スマホやタブレットは禁止
小さな頃からスマホやタブレットを与えてしまうと絵本や図鑑への興味が薄れてしまいます。
ビデオやスマホではなく、読書の楽しさを教え習慣化させましょう。
特に、スマホやタブレットは手軽なため親御さんが忙しい時に与えがちですが、良いことではありません。控えましょう。
向こうからやって来る鮮明な情報は、見映えが良い反面、想像する余地を与えません。
簡単な操作で楽しめるため手離せなくなります。
子供たちにとって最初に身に付いたスマホ癖やタブレット習慣を変えることは難しいものです。
サボり癖やルーズな習慣を改めるには時間がかかります。
親の背中を見せる
就学前のお子さんの多くは、親御さんとの関わりが中心となります。
先ずは、親御さんが手本となりましょう。
勉強に置き換えると、親御さんが積極的に勉強する姿を見せることで、お子さんも同じように勉強を始めます。
その子にとっては勉強することが当たり前でなんの躊躇もありません。
例えば、夕食後の30分間は読書の時間と決めて毎日続けることで、迷うことなく本を手に取るようになります。
お子さん一人にさせるのではなく、家族全員ですることで、より早く習慣化されます。
小学校へ入学する前に勉強習慣や読書の習慣が身に付けば、勉強に対して口うるさく言うこともありません。
お子さんの頭に良い勉強環境を作ることが習慣です。
自宅での学習環境
勉強習慣が身に付いていない小さなお子さんには自分の勉強部屋や子供机は必要ありません。
むしろ無いほうが良いです。
集中力の低い小さなお子さんの机はシンプルな方が良いのですが、市販されているものは、キャラクターや過剰に飾った机が主流です。
集中力を途切れさせないためにも親御さんの目が届く居間での勉強をお勧めします。
学習環境の観点から言えば、手の届く所にはスマホや遊び道具は置かないように………。
親の目が届く場所で、緊張感をもって机に向かえるようにしましょう。
時には親からヒントをもらうなどの学習環境が必要です。時間があれば隣に座って読書でもしてください。
勉強中の家族の振る舞い
お子さんが勉強する時間帯の家族の振る舞いも、大きく関係します。
机に向かう隣の部屋でテレビ音や笑い声が聞こえては、勉強に身が入りません。
音量を下げたり、読書をするなどお子さんの集中を乱さない配慮が必要です。
居住環境を考える
人間は誰でも住む環境に影響を受けますが、子供は特に強い影響を受けます。
『孟母三遷の教え』のように、子供は住む環境によって左右され、染まり易いため、自宅のある環境は大切です。
大人の遊び場やゲームセンターが近くにあれば、自然とその環境に染まります。
その場への出入りも多くなり生活は乱れ、勉強も手につきません。
すべてのお子さんに言えることではありませんが、友達や家族のトラブルが重なる場合もあります。
孟母三遷の教えとは、
孟母三遷の教えとは、中国の故事によるものです。
孟子のお母さんは孟子の教育を思い悩み引っ越しを繰り返したという故事から環境の大切さを説いたものです。
公園や緑のある環境
緑の多い生活環境は、子育てにも教育にも良いものです。
家族での公園散歩は、親子の話題が増えコミュニケーションを欠くこともありません。
家族全員の自己肯定感を高めます。
勉強の合間の気分転換や息抜きに最適な場所です。緑を見ることで眼の疲れを取り除くことができます。
友人の存在も大きい
家族以外に理解し合える友人が居ることは大きいですよね。
悩みを打ち明けられる友人が居れば、問題解決も早く、悩んでる時間も短くてすみます。
また、学校生活において信頼できる友人は心の安定につながります。
学習塾の存在
同じ目標に向かって進む同級生や塾生がいることが大切です。
切磋琢磨することで、より高みを目指すことができます。
最後に
子供を勉強好きにするためには小さい頃の環境が大切です。
環境には多くの種類があります。頭の状態、自宅での勉強環境、生活環境、友人環境などがあります。
子供は、場所や雰囲気に流され易く影響されやすいものです。
言い換えれば、順応し易いとも言えます。親の行動や見極めによって、子供の未来は大きく違ってきます。