子育てを生き抜く

【お手伝い】は、子どもを成長させる最高のメソッド

お手伝いの方法

お手伝いの大切さを再確認しましょう。

 

お手伝いに関して下記のようなお考えをお持ちの親御さんも多いようです。

『子供には、学校の勉強を頑張って欲しい。勉強以外はしなくていい』そう言って、手伝いをさせない親御さんもみえます。

しかし、下記に示すように、お手伝いは、学校の勉強では、学べない事も教えてくれます。

お手伝いのメリットいろいろ

お手伝いを始めることで、多くのことを学び、身に付けることができます。『こんなことまで』と、思いもよらぬことを身に付けることが出来ます。

お手伝いについて話すことで考え方を学び、知識を増やし、体を動かすことで運動神経も良くなります。また、多くの人と関わり、多くの人と話すことで、感性が磨かれ、良好なセンスを身に付けることも出来ます。

それでは、最初に人間関係や人との付き合いに関係の深いコミュニケーション力について進めていきます。

親子の触れ合い

コミュニケーション力を付ける

お手伝いをすることで、親御さんと話す機会や関わることがより多くなります。

家事などのお手伝いは、お母さんやおばあちゃんと話をすることから始まります。

家族ですが、教える者、教わる者としてスタートできます。

やり方を習いアドバイスを受け質問して相手の言葉を理解して相手にわかってもらうように話をすることが大切です。その繰り返しでコミュニケーション力を身に付けます

お手伝いをする中で、じいちゃんやばあちゃんとの会話力や接し方などが試されます。返す言葉づかいや良好な態度(非言語コミュニケーション)が求められます。

手伝いによっては、家族以外の人と接する事もあるでしょう。多くの方と関わることでコミュニケーション力を高めることが出来ます。

自立心を高め、責任感をやしなう

お母さんの手伝いをすることは、日常生活を習うことです。毎日繰り返す日常を手伝うことなので、自立の先取りをしていることになります。

例えば、『本を片付ける』『洗濯物を畳む』ことで整理整頓を覚え、『こぼした時は拭く』『掃除、ゴミ拾い、ゴミはゴミ箱に捨てる』などで、掃除の大切さや方法・道具の使い方を覚えます。

お手伝いを任されることで、集中力や継続する力を身に付けます。やりたくない時でも自分に任された手伝いであれば、我慢してでもがんばります

これらの行動で責任感を身に付けることが出来ます。

自信

自信が付く・自己肯定感を育む

以前は、お母さんに頼っていたことが、自分で出来るようになり、自分に自信が持てます。

毎日『片付けなさい』と言われ続けてきたことが自分でやれるようになったり、うまく使えなかったり、包丁が上手に使えるようになれば鼻高々です。

家族からの『ありがとう、助かったわ』の一言で、【自分も家族のためになることが出来た】と自信にもなります。そして、自己肯定感も生まれます

頭がよくなる (言葉を覚える)

手伝いを任されることで、やり方を覚え、どうすればもっと上手くできるか?どうすれば効率よくできるかなど考えることが多くなります

また、多くの人と話をすることで、言葉をいっぱい覚えます。ものに触り、使い、五感で感じながら、手伝いをすることで、頭の働きも良くなります

料理の手伝い

(料理を手伝うと)好き嫌いが減る、料理好きになる

お母さんの料理の手伝いをすることで、料理が好きになったり、野菜などの好き嫌いが減ります。お子さんが一生懸命手伝った料理はお子さんにとって大切なものです。

食べれば、なくなってしまうものですが、『美味しい』と食べてもらう喜びを知ります自らが一生懸命作った料理なので、きらいな野菜が入っていても食べられます。お姉ちゃんの作ってくれた料理は兄弟姉妹も食べてくれるでしょう。

手伝って作った料理や自分で作った料理を『旨い』『美味しい』と言って食べてもらったら、癖になりますよね。

『また作ろう!』『こんな風に作ってみよう』『こうしたらどうかな?喜んでくくれるかな?』など料理好きになります

ペット

工夫するようになる・考えるようになる

料理でも、片付けでも、掃除・洗濯でも手伝いの全てで、物事を考え、工夫するようになります。

例えば、『玄関のお掃除』『お風呂の掃除』をくり返することで掃除の仕方を覚え、どのような順番に掃除をすれば良いか考え、工夫を覚えます。

また、『こぼした時は拭く』や『ゴミ拾い』をすることで、こぼさないこと、ゴミを出さない方法を考えます。

料理の手伝いを例にあげれば、『もっと効率よく、もっと短時間で、もっとおいしく、もっと喜んで貰うには』と、考え、工夫するようになります。

まとめ

『手伝いするくらいなら、勉強してほしい』と、お考えの親御さんもおられますが、お手伝いは、勉強では得られないことを学習できます

机に向かって勉強するよりお手伝いを実践することで、勉強とは違った視点で物事を見ることができます。

お手伝いでは学ぶ内容も多岐に渡り、話す力人との付き合い方、人と向き合うことで感性が磨かれ、継続することで、責任感自立心も身に付き、高まります。

あわせて読みたい記事3点

する
お子さんの自立へ 親御さんのステップ(do→help→support→observe)子育ては、do→help→support→observe『する』→『手伝う』→『支援する』→『見守る』の順にお子さんの自立を助けましょう。お母さんの興味を他に向けながら、お子さんへの依存度を減らしましょう。...
自己を肯定する
『しあわせ』の基礎、自己肯定感を高める子育て方法しあわせになるためには自己肯定感を高くする必要があります。親御さんは自己肯定感が高くなるように子育てをします。 その子育て方法には、お子さんを愛する。家族でコミュニケーションをとる。お子さんを褒める。このことにより自己肯定感の高い子供を育てることができる。...
習慣
子どもに付けさせたい習慣3つ『読書・学習・早寝早起き』子供の頃から『読み聞かせ』で読書が好きになり早寝早起きで朝型学習をして大学受験に備えよう。...