高い集中力が続けば受験なんて鬼に金棒です。
- お子さんに集中力を付けたいお母さん
- 勉強のできる子になってほしいお母さん
- 平常心を得たいお子さんを持つお母さん
- 丹田呼吸法を知りたいお母さん
集中力ってなんですか?
集中力とは、スポーツや勉強、仕事など一つの事柄に対して注意を集めて取り組む能力を言います。
数学の問題を例にとれば、問題を解くことに力を注ぎ、他の行為は後回しとして注視しないことです。
子供は、直ぐ他のことが気になってしまい継続して作業が出来ません。そんな子供たちが大きく羽ばたくために必要な能力が集中力です。下記にはその集中力を高める方法を示します。
集中力を高めるために必要な平常心
ストレスやイライラの中で集中力を高めようとしても、ムリがあります。先ずは平常心を取り戻しましょう。
緊張やイライラを和らげる方法に深呼吸があります。発表会の前や大会の直前などに有効です。
自律神経によってコントロールされているため、自分で調整できない発汗、脈拍、呼吸ですが、呼吸は自分でも コントロールできます。
大きく息を吸ったり吐いたりすることで、落ち着きを取り戻すことが出来ます。根本的な問題の解決とはいかなくても、リラックスすることで、平常心に近づけます。
集中力を高める方法
集中力を高める方法はいろいろありますが、先ずは好きになることが大切です。
好きになれば継続して出来るようになり、集中力を高め継続させることが出来ます。
幼児期のトレーニング
幼児期のトレーニングとして最初に浮かぶのが、『読み聞かせ』です。
大好きなお母さんのぬくもりを感じながら、お話を聞くときは、じ~としていられます。
読み聞かせを継続することで、一人でも本や図鑑を楽しむことが出来ます。
お子さんの好きなことを取り入れ、5分間、10分間、15分間と同じ遊びや行動をとることで集中力の持続を図ることができます。
私の息子は自動車が好きで、広告の自動車を集めていました。
始めは妻がハサミを使って切り抜いていましたが、自分でもやりたいとおぼつかない手つきではありましたが、一生懸命挑戦していました。
毎日配達される新聞からチラシを引っ張り出して、朝から切り抜きを楽しむようになりました。
小学生からのトレーニング
小学校に入学したお子さんには、学校での勉強以外にも自宅で行う宿題や自宅学習があります。
学校で数時間勉強をして、自宅でも勉強となれば、遊びたい小学生では、気持ちの切り替えができません。
そこにたくさんの宿題では、勉強に集中するどころか、やる気をなくしてしまいます。
そこで、親御さんは10分~15程度で終わるように課題を分け計画的にさせましょう。
先ずはお子さんの負担にならないようにしましょう。
テレビ番組は、10分~15分に1回コマーシャルが入りますので、テレビで慣れているお子さんには耐えられる時間ではないでしょうか?
子どもの集中力が切れてしまったと感じる場合、勉強を中断してリフレッシュさせることが必要です。
しかしお子さんに楽しい遊びをさせてしまうと勉強に戻った場合集中するまでに時間がかかりますので、休憩や軽い運動にしましょう。
子供が大好きなテレビゲーム他
子どもの集中力は簡単には獲得できるものではありませんが、大好きなテレビ番組やゲームでは集中力アップが期待できます。
子どもにとって大好きで楽しみながらのゲームは、集中力が上がることも間違いなしです。
その他に家族で折り紙やジグソーパズルを楽しむことで集中力を高めることも出来ます。
大好きな親御さんとやるオセロや将棋も集中力向上によいアイテムです。
徐々に上手くなることで、どんどん集中力が高まり持続時間も長くなります。
最初はお子さんが飽きないように工夫しましょう。
お子さんの勝ちたいという思いがますます集中力を上げます。
丹田呼吸法とは
呼吸で集中力を高める方法に丹田呼吸法があります。
小さなお子さんでは難しいかもわかりませんが小学校高学年以上であれば可能な方法ではないでしょうか。
丹田呼吸法を継続することで、大きなストレスを持ちながらもイライラを減らして平常心に近づけ集中力を上げることが可能です。
丹田とは、おへその下指三本分くらいのところにあるツボのことを言います。その丹田を意識しながら呼吸を行います。
呼吸法には腹式呼吸法と胸式呼吸法がありますが、丹田呼吸法は腹式呼吸法のひとつです。
丹田呼吸法のやり方
それではその丹田呼吸法のやり方について記載します。
鼻から息を大きく吸います。腹式呼吸法ですから、胸はそのままに、丹田を意識しながらお腹を膨らませ丹田に貯めるように息をゆっくり吸います。
次に吸い込んだ息を吐き出しますが、丹田(下腹部)に貯めた空気を鼻から吐きます。膨らませたお腹をへこます要領です。
呼吸は鼻から吸い込んでいきますが、1,2,3,4と数えながらゆっくり息を吸います。
そこで数秒息を止めて、ゆっくり息を吐きます。これも1,2,3,4,5,6,7,8と数えながら吐きます。
息をゆっくり吐くことによって少し落ち着くことが出来ます。鼓動のゆっくりが感じられます。
丹田呼吸法にはいろいろな方法があります。吸い込む時間や吐き出す時間など細かな部分は呼吸法の習得程度のものより変えることも可能です。
その他 丹田呼吸法の効果
丹田呼吸法は緊張の緩和や集中力を高める以外にも多くのメリットがあります。
血行が良くなり、冷えの改善がみられ、免疫力が高められます。
身体全体のことを言えば、疲れにくい体や病気になりにくい体を作ることができます。
毎日欠かさず続けることで効果も大きくなりますので、継続が大切です。
集中力の効果と継続方法
集中力を上げることで、どんな状況でも本を読んだり、勉強したり物事を効率よく遂行することが出来ます。
お子さんにとってはこれからやってくる受験や免許取得などにも有効です。
その集中力も短時間で切れてしまっては効果がありません。持続することが大切ですが持続には休憩をはさむことも必要です。
まとめ
集中力とは、物事を行うことに対して注意を集め取り組む能力を言います。
集中力に必要な平常心は、深呼吸や丹田呼吸法で改善できます。
またそのやり方は息をゆっくり吸って止めてゆっくり吐きます。
『読み聞かせ』『ゲームやマンガ』『オセロや将棋』『折り紙やジグソーパズル』なども子どもの集中力を高めるアイテムです。
読書や勉強の効率を上げることが出来る力が集中力です。また将来の仕事の効率を上げることもできます。