『私、子育てが楽しくないんです』そうおっしゃるお母さんとであいました。
そこで、色々話してみると、親御さんの中には、一定の数、楽しく感じられないお母さんが、おみえになるそうです。
子育てアンケート等を見ると、楽しくないと答えるお母さんは、1割程度おみえになることが判りました。
それでは、どうして楽しくないのか?どうすれば、楽しく出来るのか考えてみました。
悩みの多いお母さんの性格と子育ての考え方
子育てが楽しめないお母さんの多くは、『自分の子育てに自信が持てない』『子育て本、通りに出来てない』『もっと上手く出来るはず』などの悩みを持ってみえます。
その性格は『心配性』『慎重』『完壁主義』『負けず嫌い』『真面目』『誠実』『心が強い』『プライドが高い』『自分に厳しい』『考えすぎる』など、子育てへの熱意は感じるのですが、余裕が無いように思います。
上記のような性格のお母さん方の子育ては、完璧を求める傾向があります。(完璧主義・プライドが高い)
これと言って大きなミスを繰り返した訳ではないが、漠然とした不安を抱えているお母さんもいるようです。(心配性・真面目・考えすぎ)
お母さんの現状
几帳面で真面目なお母さんは、考えすぎる傾向があります。真面目で責任感の強いお母さんだから沸き上がる不安です。
初めてのお子さんの場合は特に完璧な子育てを目指し一人で頑張り過ぎてしまいます。
中には、自分に厳し過ぎたり、プライドが邪魔して、家族(旦那や両親、姉妹)に応援を頼むことにも躊躇してしまうこともあるようです。
完璧な子育ては必要❓️ 必要じゃない完璧
完璧な子育てとは、お母さんの自己満足に過ぎません。完璧でなくとも良い子に育つことが良い子育てです。
お母さんが子育てを楽しみながら笑顔でお子さんに向き合えたら、それが最高の子育てです。
お母さんが完璧にこなしたと思っても、良い子になるとは限りませんし適当にやっても上手くいくことがあります。
『こんなに頑張ってるのに』と思ってしまうとイライラが良くありません。
お母さんの考え方ひとつです。『私は一生懸命頑張った』『後は、息子(娘)よ。お前が頑張れ‼️』くらいに切り替えましょう。
頑張りすぎるお母さんは、『手を抜く』くらいが丁度良いのではないでしょうか。
多少手を抜くところがあっても良かったり、手を抜いた方が良い時もあります。
一例ですが、お子さんが自立のためのトレーニングを始めれば、お母さんの仕事は『見守る』ことが中心です。
手を抜くと言うより手を出さないことが大切です。
子育て本を忠実に実行することは、ベテランのお母さんでも難しいことです。全て取り入れる必要はありません。
改善方法:ネガティブ→ポジティブへ
毎日の子育ての中で、笑顔になれた時を思い浮かべるなど、子育てで楽しかったことを思い出しましょう。
『お子さんの笑顔を見た時』『お子さんの食事風景』『空になったお皿や弁当箱』『お子さんの寝顔』『初めて立ち上がった時・しゃべった時』『お子さんの成長を感じた時』など、ポジティブな感情を想像しましょう。
『しつけは子供にとっては、初めての事ばかり。直ぐには出来ないのは当たり前だ。何回も繰り返して覚えてもらえばよい』と気楽な気持ちで根気よく続けましょう。
悲観的にならないで、楽観的に考えましょう。心配性の性格のお母さんは、そのくらいが丁度良いと思います。
家族みんなで負担軽減
家事や育児はお母さんだけの仕事ではありません。家族全員で行うことであることを認識しましょう。
旦那さんにも手伝ってもらい、お子さんは『お手伝い』として始めましょう。
お子さんの家事能力はやればやるほどうまくできるようになります。小さな頃から始めれば、お子さんにも親御さんにもメリットがあります。(年齢に応じた家事手伝いから始めましょう)
旦那さんやお子さんが、家事の練習や物の置き場所を把握しておくことは、起きるかもしれない非常時に、お母さんに代わって家事をすることが可能になりますので事前に体験しておきましょう。
お隣さんやママ友の力を借りる
ご近所付き合いもこまめに行いましょう。頼りになるのは、遠い親戚より近くの他人です。
SNSを利用して、同じ子育て中の友達や相談できるママ友を作りましょう。
実際の生活において親御さんの子育てを軽減させる
実際の子育ての現場では、どのような負担軽減が可能かを考えましょう。
洗濯で負担軽減(合理的)
ピンチハンガーを使うことで、取り込みが楽になります。文字通り引っ張るだけで洗濯ものが外せます。
また、洗濯物はハンガーに付けたままで、使う時に外すようにすれば、畳む時間が短縮できます。
食事で負担軽減(合理的)
無洗米を使い、炊きあがったご飯は、一人分づつラップで包みフリーズして置いて使う分だけ電子レンジで温めましょう。
みそ汁は市販の一袋10円の具無しみそ汁に、乾物の具を入れて、作ることもできます。また、インスタントみそ汁(あさげ、ゆうげ)に冷凍しておいたねぎを散らして作ることも可能です。
こんな時こそ簡単で美味しく作れる『ずぼら飯』にしましょう。
ずぼら飯レシピはツイッターやインスタグラム、ユーチューブで配信されています。
昼食などの自分一人の食事は、取ってのとれるフライパンや鍋を使い食卓にそのまま並べましょう。
電子レンジをフル活用すれば、時間短縮が出来ます。ゆでる物は電子レンジでチンすれば、ビタミンが水に溶けださないので、時間短縮のみならず栄養も取れます。
今では、電子レンジで離乳食も簡単に作れますが、多くの料理も電子レンジで作ることが可能です。みんなのごはん
弁当の負担軽減(合理的)
食材は、市販の弁当用食材を使い、弁当箱に詰める。弁当箱が汚れないようにラップを底に敷き、食材の上にラップを掛ける。(おかずの上にラップを掛けることにより、おかずの偏りをふせぐこともできます)
弁当箱を使用しない方法もあります。それは、おにぎりです。具を真ん中に入れて大きめのおにぎりを作り海苔でおにぎりを包みその上からラップで覆います。
中学生ぐらいになると通常の弁当よりお金を払って、昼食を取りたいとき(コンビニで買う)もある。
掃除で負担軽減(合理的)
ハウスダストはお子さんのアレルギーの原因となりますので、埃は小まめに取りましょう。
空気清浄機やハウスダスト対策グッズを利用しましょう。
お掃除ロボットを使用するのも掃除の負担軽減が出来ます。
最後に
完璧を求めるお母さん、真面目なお母さん、負けず嫌いなお母さんは、子育てを難しく考える傾向にあります。難しく考えないで、楽しむつもりでやるくらいがちょうどよいと考えます。
子育てや家事はお母さんだけの仕事じゃありません。みんなで楽しくやりましょう。
掃除・洗濯、食事の支度、あと片付けは、合理的に、使える道具は取り入れましょう。
SNSで発信されている『ズボラ飯』をヒントに手抜きをおぼえましょう。