弱みに注目してしまう自分
皆さんは学期末に子供がもらってくる通知表に一喜一憂しませんか?
私は子どもがもらってくる通知表の結果に対して喜んだり、ムッとしたりを繰り返していました。
良い成績の通知表はうれしいのですが、そのもらってくる通知表の成績には上限がありませんでした。
どんなに良い成績でも親は、上を望みます。
全ての教科が好成績でないと『もっと頑張れ』と言ってしまいます。
今回、息子の通知表を見返すと結構頑張っていたのですが、その頃の私は成績の悪い教科について指摘することを繰り返してしまいました。
国語、社会、数学、理科、外国語の5教科では、外国語が他に比べ低く100人中30位前後でした。
『これ、どうしたんだよ』から話が始まり、ほかの教科に注目すれば全く問題は無いのですが、一番低い外国語に注目してしまいました。
ほめる事もしないで、否定から始まることばかりでした。
そんな私に対して最近、息子に言われたことがあります。
『お父さんはほめてくれなかった』でした。
息子が中学時代一番頑張った上位の成績は学校で4番でした。
その成績を見た時でもほめなかったというのです。
そんなことは無いと思うのですが、息子はそう言いきります。
最後に言った『もっと頑張れ』が息子には、よく頑張ったのではなく、もっと頑張れが残ってしまったのでしょう。
1番でなければ『1番を目指して頑張れ』というのが親心ですが、その時は、『よく頑張った、おめでとう』で終わればよかったのです。今になって反省です。
現代人にも残るネガティブ バイアス
人間はどうしても悪い所に目がいってしまいます。
これはマイナスな情報が深く記憶に残るネガティブ バイアスです。
一つ間違えば、死に関係する先祖の生活では、弱みに注目することが生き延びる事でした。
その心は現代の人間にも引き継がれています。
このことから危機管理にはネガティブ バイアスが有用です。
特に現在のコロナ禍では本当に大切なネガティブ バイアスですが、危険に関係することを除いた子育てにはまったくいらないものです。
『強み』に注目すれば…………
テストや通知表を見せられた時『よく頑張った、おめでとう』と言ってあげれば、子どもも気分良くなります。
その子どもが強みを生かしていろいろな問題に立ち向かってくれれば、子どもの成績は伸び親もうれしくなります。
テストの点数や通知表の成績だけでなく、勉強以外の行動に対しても同様なことが言えます。
チョットした強みでもそれを伸ばせは大きな強みに変えることが出来ます。
子どもの強みを生かして『やればできる』を伝える必要があります。
子どもとよく話し合い親御さんがお子さんの強みを伝えたり、納得してもらいましょう。
子どもの強みの見つけ方
それでは、子どもの強みの見つけ方について考えてみましょう。
子どもに限らず大人でもそうですが、好きなことが一番の強みでしょう。
『好きこそものの上手なれ』といいますが、だれでも大好きなことは一生懸命やりますし、工夫したりして上達も早いものです。
次に一生懸命頑張ったことではないでしょうか?
どんなことでも良いのですが、一生懸命打ち込んだことは大きな強みになります。また、子どもが過去に褒められたことも強みになります。得意なことも大きな強みになります。
学校の教科でも子供さんが得意で頑張れる教科は強みとなります。得意と好きは違いますが概ね得意なものは好きなことが多いようです。
強みと弱みは表・裏の関係にありますので強みが見つからなければ、弱みから強みが導けます。
弱みと強みいろいろ
弱みから導き出される(弱みから変換できる)強みを利用しましょう。
世間では『落ち着きがない』を弱みと考えますが、これを強みと考えた場合『行動力がある』『好奇心がある』が導けます。
『せっかちな性格』の中には『仕事が早い』『行動力がある』『やる気がある』と言い換えられます。
このほかにも『鈍感である』は『おおらか』『寛大である』『こだわらない』となります。
『やかましい』は『積極的である』や『大きな声で話せる』などとなります。
野球で強みを生かす。
プロ野球は、『打つ』『守る』『走る』『投げる』を駆使して点数を取るゲームです。
イチロー選手や大谷選手は全てが超一流ですが、こんなにすごい選手は数十年に一人出るか出ないかです。
『打つ』ことが優れた選手は指名代打や代打として頑張りますし、『守る』ことが得意な選手は守備要員としてそれぞれの強みを生かして試合に出場します。
監督はこの個性がある選手たちを的確に配置して、勝利につなげています。
全員がイチロー選手や大谷選手であれば良いのですが、そんなすごい選手ばかりいないのでコーチと話し合い適性配置して勝利を目指しています。
そんな中で目新しいのはソフトバンクの周東選手です。脚の速さはピカ一、日本代表として勝利に貢献しています。今シーズンからは打撃や守備力も伸びレギュラーを掴みました。
自分の強みを生かしてそれを磨くことが大切です。
周東選手は、自分の足の速さを磨いて一軍に定着し、そして、全日本メンバーとして活躍しました。一芸に秀でることで上司から認められます。
最後に
人間には強みと弱みがあります。強みを伸ばして弱みには触れないようにしましょう。
親はどうしても弱みに注目してしまいます。多くの強みには目もくれず、少しの弱みに焦点を当ててしまうのが親です。
それではやればできる人間にはなりません。強みに焦点を当てた子育てに切り替えましょう。
弱みが多くても、強みがあればその強みに注目して強みを伸ばしましょう。弱みばかりの状態でも弱みから強みを導き強みとして子供に伝え伸ばしましょう。