近年、特に発想力、創造的思考の必要性がいろんな場所・場面で語られるようになってきました。その発想力、創造力を鍛える方法として、子供の頃の遊びを紹介しました。
そこで今回は、その遊びの一つである、折り紙での箱作りについて説明します。
1コの箱づくりは、皆さんもご存じですが、1枚の用紙から箱の集合体の作り方は見たことがないのではないでしょうか?。一枚の用紙から4コ集まった箱や16コ集まった箱の作り方を解説します。
こんな箱が出来ます。お子さんと楽しんで挑戦してみてください。
A5用紙を使って、箱をつくる
皆さんがよく知っている箱です。近年はこの箱をゴミ箱として家庭で使われているようです。
私の自宅でも広告を利用して作ったゴミ箱を使っています。ゴミがたまったら、箱ごと捨てられます。エコですね。
下記画像が4コ連結した箱です。箱は小物入れとして、使っています。
下記画像が箱16コの集合体です。今回初めて作ってみたのですが、まだ、使い方を考えていません。エコな入れ物として何に使えるか考えてみます。
今回は4コの作り方を解説します。16コの箱は4個の箱の延長です。今回の箱はA5の用紙を使用していますが、用紙が小さくなると難しいので大きな用紙を使いましょう。
箱4コの作り方を解説
あまり難しくないので挑戦してみてください。綺麗に作るコツは、作り始める前の事前の準備が大切です。
簡単に山折り、谷折りができるように、しっかりした折り目を作ることが必要です。出来上がるまでに、山折り谷折りを繰り返します。
下記画像が箱4コの図面
箱4コの図面です。朱色は切込みです。用紙にプリントアウトしてお使いください。
先ずは箱4コの集合体を作ろう。
これが目的の4コ集合した箱です。(一枚の用紙から出来ています)
今回はA5用紙を使用しました。一つの箱づくりは、事前の折り込みはいりませんが、箱4コの集合体は正しい折り込みを作っておくことで出来上がりもよく綺麗になります。
画像の朱色の部分に切り込みを入れましょう。
下記画像にある青線の四角が出来上がった箱の底の部分になります。青線の4つの四角を含め、周りの16コの四角で1つの箱が出来ます。
上記の折り込みは、山折り、谷折りに関係なく、両方に折り込みを入れておきましょう。(折り目を柔らかくしておきましょう)
下記画像は黄色の線で谷折りしましょう。
もう一度谷折りをして、四つ折りを作りましょう。
出来た4つ折りの1枚目を浮かせ(めく)る。
青線に従って山折りをする。
下記のよに折り曲げる。(片面が三角になるように)
反対側も同様にして飛行機を作るように三角を作ります。(両面が三角に)
真ん中を持ち上げ、画像のように端の四角一列を谷折り、山折りをしましょう。
下記画像のように用紙の端がくっ付くように山折りを作ってください。先端の三角部分を山折りしましょう。
反対側も同じようにしましょう。
下記のように先端の三角を山折りしましょう。山折りすることで、形がしっかりします。
上記で出来た箱の三角部分を下に向けて、立てたのが下記の画像です。
四角の柱を上から見た画像です。黄色い矢印方向に引っ張ることで、上下に広げることが出来ます。画像の真ん中の青色の部分が山折りになります。
ひっぱり、広げると下記のように左右に分かれます。真ん中に見える四角(青色)が4つの箱の底の部分です。
水平にすると下記画像のような折紙が得られます。次に画像の黄色い線の部分を谷折りして箱をつくります。
上記のように黄色い線の谷折りを進め、箱の両側を山折りします。
4か所を上記のように折り曲げることで、下記のような箱が4つ出来上がります。
外側の山折りをすることで、完成します。4つの端を朱色の部分に折り込むことで箱が完成します。
下記画像が出来上がった箱画像です。1枚の用紙から作った箱4つできますが、箱の大きさも4分の1程度になります。また、高さはも同様に低くなります。
これで4つの箱の集合体は出来上がりです。
箱16コの集合体の作り方
4個の箱作りと同様に角を作ることで、16コの箱を1枚の用紙から作ることが出来ます。
下記の画像のは、A5用紙を使用しているため、箱4つが7.5㎝と小さく、折り曲げたり、織り込んだりが難しくなります。実際に作業する場合は、大きめの用紙をつかいましょう。
16コ箱の図面
下記図面が16コ箱の図面です。下記の線のように折り込みを入れてください。赤色の所に切込みを入れてください。(下記画像をプリントアウトしてりようしてください。)
厚い用紙は丸まりが強くなりました。よって箱がまるまならないようにテープで固定して写真を撮っています。
こんな箱が出来ます。
両側の箱を折り返すことで蓋つきの箱ができました。
まとめ
今回、お子さんの創造力や発想力を鍛える方法の一つである折り紙を取り上げました。
箱作りで簡単な箱1コから箱4コ、難しい箱16コまで用意しました。
箱4コの集合体の説明をしましたが、用紙が小さいと折り曲げが難しくなるので、大きな用紙を使いましょう。
箱16コにも挑戦してみましょう。箱4コの延長が箱16コですがちょっと大変です。一度挑戦してみてください。箱4コと同様に大きな用紙を使いましょう。
お子さんと一緒に箱づくりをしてみませんか?