ぶつけていないのに肩が痛くなった。心配になって整形外科を受診した。
レントゲン撮影など検査をしたが、骨にも問題がなく、四十肩(五十肩)だと言われた。正式な病名は肩関節周囲炎だそうだ。
医師からは、リハビリを勧められたが忙しいこの時期、会社を休むことが難しかったので、湿布薬で様子をみることにした。
単身赴任中の私は『一人でできるマッサージ』と入力してネットで調べてみた。
テニスボールを使ったマッサージを勧めるサイトに目を奪われた。
- 独り暮らしで肩の痛い方
- 四十肩(五十肩)の痛みで悩んでいる方
- マッサージボールを作ってみたい方
- 仕事でリハビリに通えない方
ネット記事には『就寝時に布団の上や畳に寝そべって行うマッサージ。使い方は簡単、あお向けに寝て肩の下にボールを置いてグリグリゴロゴロするだけ』
力の入れ方で強くも弱くもできるのがこのマッサージの良いところだ。
確かに、前側は自分でマッサージできるが、背中となるとそうは行かない。そんな時にテニスボールは役にたった。
この方法は、一人でできるので助かるのだが、横にならないといけないのがネックだった。
単身赴任中の私がいつでもできる方法を考えたどり着いたのが、この方法だ。
いつでもできるマッサージ
仕組みは簡単。テニスボールの上と下に紐を付けるだけだ。
マッサージボールの作り方
実際はテニスボールをタオルで包んだだけのモノで制作時間は3分です。
使用物品
- テニスボール
- スポーツタオル
- 輪ゴム 2コ
スポーツタオル20cm✕100cm位、テニスボールの円周は20cm位、
スポーツタオルでテニスボールを画像のように包む。
ボールの両端を輪ゴムで止める。
マッサージボールの改良版
テニスボールに紐を縫い付ける。
縫い針を深く刺さなければ、パンクすることはない。
マッサージボールの使い方
使い方は簡単。立ったままで、壁と背中の間でボールをはさみ、グリグリゴロゴロするだけです。
マッサージボールのタオルを縦にしたら、体を横に動かし、タオルを横にしたら体を縦に動かす。
これで肩全体をマッサージできます。
肩まわりの筋肉をボールに押し付けるこれだけである。
こんな簡単な方法で?と疑いたくなるがこれで結構痛みが和らぐ。
この改良によって、上下左右に自由に動かせるようになった。
先ずはスポーツタオルで試してみて痛み軽減を実感してほしい。
使い方いろいろ!
立って使えるから結構役に立つ。
自宅でテレビを観ながらだったり、トイレに立ち上がったちょとした時間にマッサージできる。
勤務先での昼食後や休み時間に簡単にマッサージできる。なんと言っても立ったままでできるのが一番良い点だ。
仕事場の壁にもたれてグリグリゴロゴロするだけ、1分もマッサージすればずいぶん楽になる。
今回は肩のマッサージだが首や背中、腰のマッサージもできる。
そもそも四十肩(五十肩)とは?
四十肩(五十肩)とは、肩関節の周りに炎症が起こり、スムーズに動かなくなる症状のことです。四十肩という病名は存在しません。
しかし世間では普通に使われます。また40歳代、50歳代、60歳代でも使われます。肩関節周囲炎というのが正しい病名です。
肩の解剖(肩を動かす筋肉と腱)
肩の関節は他の関節と比べて接触面が浅く不安定なため、多くの周辺の筋肉や靭帯によって支えられています。
肩関節は、肩甲骨・上腕骨・鎖骨・胸骨からなる複合関節です。 それぞれを「肩関節複合体」と言います。
by 阪田整形外科リハビリクリニック
肩を動かす筋肉は僧帽筋、三角筋、広背筋、上腕三頭筋が体表にあります。肩の奥の方には肩甲下筋腱、棘上筋腱、棘下筋腱、小円筋腱という4つの腱が上腕骨に付いています。
これだけの筋肉や腱を複雑に使って肩を動かします。
言い換えれば、痛い処1ヶ所をマッサージしても肩の痛みが全てとれるものではありません。
肩全体の筋肉をほぐすことで、痛みが軽減します。
最後に(マッサージで改善しない場合)
肩関節の痛みには、四十肩(五十肩)以外にもいっぱいあります。マッサージボールを使っても改善しない場合は、違う病気の可能性があります。
痛みがひどくなったり、改善しない場合は整形外科の受診をお勧めします。