『子育て』とは?
子育てとは、我が子が幸せに暮らせるように自立の手伝いをすることです。
親は、我が子が自立して自己肯定感の高い人間になることを願っています。
- 子育てに悩んでる親御さん
- 信頼関係について難しいと悩んでる親御さん
- 子育てを楽にさせたいと考える親御さん
- 信頼関係を構築したい親御さん
- 信頼関係の築き方をし知りたい方
子育てを楽にするものそれが『信頼関係』
子育てを簡単にする一つに『親子の信頼関係』があります。
この信頼関係が子供の頃から築かれれば、どんな場面でも正しい行動が取れます。親は子供を信頼し、子供は親を大切にします。
信頼関係のメリット
親に信頼されていると感じる子供は、物事を冷静に考えられます。
自分の行動に対して親の立場になって考えられるため、大きな問題は起こしません。
子育てに必要な【夫婦の信頼関係】
子供との信頼関係を築くには、前提として夫婦の信頼関係が不可欠です。
仲の良いお二人でも以心伝心は難しいものです。日頃からコミュニケーションを良好にして、子育ての悩みや不安などを夫婦で共有しておくことで、素早く対応できます。
子育て以外にも悩みを共有して、ストレスをためないように心がけましょう。
夫婦の在り方
『親しき中にも礼儀ありです』
何でも言い合える夫婦は理想ですが、育ってきた環境が違う二人が、遠慮なく言い合うには限界があります。
相手の立場や状況を考え、言葉を選んだり謹んだりする必要があります。
その配慮が信頼関係を深めます。自分を大切にしてくれてると感じることで良好な夫婦関係が築けます。
子育て夫婦の役割
お金を稼いでくるのが夫の仕事、家庭を守り子育てをするのが妻の仕事という偏った考え方では良い子育ては出来ません。
24時間の子育ては夫婦二人でするものです。この考え方で、夫婦は良い関係が保たれます。
『外で働く』と『子育て』の大変さを理解しながら二人で子育てしましょう。相手の大変さを理解することで、笑顔の子育てができます。
親の心がけ
『子供は親の持ち物ではない。子供は1つの人格をもった、人間である』このことを忘れないで子育てしましょう。
対等な人間であれば、子供に手をあげることもなければ、無理強いすることもありません。道理のある説明も必要です。
もう一つは、お子さんを信じてあげることです。家の中の出来事、お友達とのいさかいなど、お子さんの言うことを信じてあげましょう。
先ずは信じることが信頼関係構築には必要です。世間への体裁を考える必要はありません。嘘と知りつつも信じてあげましょう。
子供を信じる(信じてあげる)
お子さんを可愛がり、よく話をすることで、親御さんは、大事な存在になります。そんな可愛いお子さんを信頼してあげましょう。
この頃のお子さんは自分のすることに責任がありませんので嘘をついたり、間違ったりすることもありますが先ずは信じてあげましょう。
子供の頃の嘘は大きな問題にはなりません。信じてあげることでお子さんも自ら反省して、信じてくれたことを嬉しく思ってくれるようになります。
家庭内の信頼関係を作る
前述したように、夫婦の信頼関係が大切になります。お父さんとお母さんが笑顔で仲良くしているのを見るのは、子供にとっても嬉しいものです。
家族みんなが笑顔で両親が仲の良い家庭は、居心地の良い場所です。
もう一つ大切なことが子供にパートナーの良い点を褒めることです。決して悪口や愚痴はやめましょう。大好きな両親の嫌な一面が見えることは辛いことです。
信頼関係を作る方法
子供の成長にはいくつかの段階があります。親への依存、自立の芽ばえ(イヤイヤ期)、経験(体験)、自立と変化していきます。
そんな変化する子育てにおいていつまでも同じやり方ではいけません。
生まれてすぐは、全てお母さんに依存しています。その後、徐々に自分にこだわりが生まれます。
その後、やりたがり期と育って行きます。その時々について考えてみましょう。
『無条件に可愛がる』
我が子が産まれた時は、喜びと責任の重さから身の引き締まる思いがありますよね。
その喜びと責任のうち喜びを前面に出し、笑顔で無条件に可愛がることから始めましょう。子育ての責任(しつけ)はもう少し後からにしましょう。
子育ての責任から『しつけ』をしなければと、お考えのお母さんも多いと思いますが、先ずは、可愛がることです。
お母さんは、『良い子に育てたい』一心で『躾』を始めますが、スキンシップ、抱っこ、ギューはもちろんこの頃は『かわいい、可愛い』でよいのです。
イヤイヤ(自立の芽ばえ)期は寄り添う。
自立心が芽生えてくるこの頃は、子供もイライラします。『やりたい。上手くいかない。』その繰り返しで自分をおさえられないことがイヤイヤに繋がります。
そんなイヤイヤ期をうまくやり過ごす方法に『時間をいっぱい使って子供により添う』ことがあります。
この頃の子供の行動は不合理で矛盾だらけですから、正論で言い聞かせようとしても出来ません。大らかな親心で接する事が大事です。
多くの選択肢を用意する
子供のイヤイヤには多くの選択肢を用意しておくことで対応できます。
例えば、あそぶ時の服選びや靴選びは、数種類用意して、お子さんに選んでもらうことも一つの方法です。
イヤイヤする時は、少し距離を取り時間をかけ、おさまれば、親子のスキンシップをふやします。
抱っこ、ギューはもちろん、親御さんから話かけることでお子さんも和みます。
自立心が芽ばえ始めるこの時期は、子供自身が自分のことが解らない状態です。
正しいことを伝えてもお子さんには伝わりません。強く言えば言うほど逆効果で口うるさいと嫌なイメージだけが残ります。
イヤイヤ期は、成長するための通り道で、我が子だけの行動ではなく誰でもが通るとを認識しましょう。
子供を見守る。
子供が何かを始めたら、笑顔で見守りましょう。『自分でやってみたい』で経験させ、上手くいってもいかなくてもその行動力を褒めることで、次の力が生まれます。
結果に関係なく、挑戦したことを褒めましょう。お子さんのやりたいようにさせる見守り中心の子育てに切り替えます。
大きな怪我に繋がることでなければ見守りに徹しましょう。擦り傷ぐらいは容認しましょう
但しお子さんが『これどうするの?教えて!』と聞いて来たら丁寧に教えてあげます。
『僕のお父さん、お母さんは凄い』と子供に思ってもらうことも信頼を得るには欠かせない要素です。
手本を見せる。
子供は真似ることが好きです。特にお父さん、お母さんの真似は大好きです。
教えることも大切ですが親御さんが率先して行ない、子供がまねることで覚えるのも良い方法です。
親御さんの毎日の生活がお子さんの良い手本となります。
例えば『朝はおはよう。晩はこんばんわと挨拶するのよ』と教えるより親御さんか、あいさつすればそれでよいのです。子供も真似して挨拶します。
何回も繰り返すことで子供は、自然と身に付けます。
良いことも悪いことも身に付けてしまう恐れがありますがので、親は自らの行動を正すことで子供に正しいことを教えられます。
箸や茶碗のマナーは時間をかけて
箸の使い方や茶碗の持ち方、ハサミやナイフの使い方などは正しい使い方を見せながら教えましょう。
手先を使った訓練は毎日くり返すことで覚えていきます。焦りは禁物。
親が背中で教える。
『親の背中を見て子は育つ』『親は背中で語る』などの諺があるように、言葉ではなく毎日の生活において親から多くのことを教わります。
特にお子さんが親を視て感じることは、心深く刻まれるためブレる事無くながつづきします。口うるさく言っても反発するだけです。良い方向には向きません。
何も言わないで正しいことを淡々とすることで、子供は感じます。
最後に
子育てに必要なことは、親子の信頼関係ですが、その前提には、夫婦の良い関係が大事です。悩みや心配事を二人で共有することで、解決策も見つかります。
信頼関係の構築方法は、先ずは、お子さんを可愛がりましょう。そしてコミュニケーションを増やす事です。教えることはこの先で良いのです。
イライラ期は時間をかけて対応しましょう。難しいことは、親御さんが手本を見せてお子さんに経験させましょう。
最後は、親御さんは言葉はいりません。親御さんの背中を見せることで、お子さんは考え自ら正しい答えを導き出してくれます。