災害を生き抜く

新型コロナ禍の今、老人と若者、同じ避難所でよいのか?

お年寄りの避難所は別に

現在の避難所は変異ウイルス蔓延の可能性がある。若者と高齢者の避難所は別けよう。

 

避難所でみんなと一緒は怖いよね。
そうですよね。コロナウイルスが地域に蔓延するかもしれないものね。
こんな方に読んで頂きたい
  • 県や市の避難所担当者様
  • 避難所は怖いと考える人々
  • 避難所生活を考える方へ
  • 筆者と避難所について考えたい方

新型コロナ禍の避難所の姿

現在の避難所は以前と同じで広い場所(体育館や公民館)でザコ寝状態です。

段ボールで区切ったりしてプライバシーを守るような配慮はされていますが、今の状態ではコロナ蔓延を防ぐことはできません。

避難所では、多くの人々が長い時間一緒に過ごします。一日の大半を一緒に過ごす高齢者、若者そして子供たち、高齢者には感染のリスクが大幅に増えます。

変異コロナウイルスが増えてきている中、県や市などの関係者の皆様、避難所の在り方を考えてみませんか。

高齢者は避難所を避ける

地震周期や気候変動を考えると、地震や台風が大型化している近年、地震災害や台風災害など、大きな災害時には公民館や体育館などの決められた場所へのいち早い避難が大切です。

しかし、現在のコロナ禍で避難所へ行くことに躊躇される方も多いようです。

以前であれば、「夜眠れない」、「トイレが近くて」、「足が悪くて」、「皆に迷惑がかかる」などが躊躇する理由でした。

現在では、「コロナ感染が怖い」と言う理由が1番です。特に高齢者にとっては切実な問題です。

特に『重症化しやすいと言われるのが、お年寄りと基礎疾患を患っている人』です。

多くのお年寄りは高齢により、何処か患っているものです。また、高齢者で肺に何らかの病気のある人は重症化リスクが高いとされています。

こんな状況の中で、好んで感染しやすい避難所へは行きたくないですよね。健康で長生きしたくて行く避難所で、コロナウイルスに感染したら本末転倒です。

避難所も変化が必要

避難所の在り方も見直す必要があります。若い方は感染しても症状が出ない方や症状の軽い方が多く居られます。

その方々と同じ避難所で過ごすことで、その方々からの感染が怖いのです。

感染すると症状が出やすく重症化しやすいお年寄りには、お年寄り専用の避難所を作る必要があります。

避難所が学校であれば、お年寄りの部屋は少し離れた場所にする。年寄りを隔離するつもりで良いのではないでしょうか?

お年寄りの避難所では、お世話係を作り、PCR検査陰性者にお願いするなど徹底した管理が必要ではないでしょうか。

冬場のコロナウイルスは怖い

冬は、ダブルウイルスと言われて、コロナとインフルエンザに悩まされそうですが、一足早くこの状況に置かれた、南半球オーストラリアでは、インフルエンザの流行は無いようです。

感染者も例年の100分の1くらいだそうです。コロナウイルスの防止策を行っている日本でもインフルエンザの感染拡大は押さえられるのではないでしょうか。そうなると問題は、コロナウイルスのみです‼️

しかし冬のコロナの感染は増加が懸念されています。乾燥のための飛沫が飛びやすい冬、寒さによる換気不足、この2点で増加が心配されています。

その他各地で下げ止まりどころか、増加傾向にあります。フランス、イギリスでは、外出禁止措置が取られようとしています。世界でも増加傾向にあります。

令和3年3月24日の状況

3月21日をもって関東一都三県の緊急事態宣言が解除されました。

しかし感染者が減少したための緩和ではなく、今のままでは感染者の現象は望めなく、この1週間は横ばい?いや増加傾向になっています。

新たな対策が必要となりますが、経済のことを考慮しての措置のようです。

東京都24日の感染者数は、420人です。新たに10歳未満から100歳以上までの男女が新型コロナウイルスに感染していると発表しました。

変異ウイルスによる感染拡大が危惧されています。東京オリンピックは開催される予定ですが、外国からの観戦者の受け入れは断念されました。

感染を防ぐための避難所

お年寄り+基礎疾患のある方の避難所は若者と別に、お年寄り家族別にテント方式を採用して感染を防ぐべきです。変異ウイルスを甘く見てはいけません。

変異ウイルスが感染の中心になってきました。変異ウイルスが蔓延すれば、病院の状況も大きく変わります。重症化が懸念されるお年寄りに感染させるわけにはいきません。

若者と避難所を別けるとともにお年寄りに対するワクチン接種の早期終了をお願いしたい。

避難所を分け、高齢者の不安を取り除くことが何より大切です。これにより避難所へも率先して足を向けてくれます。

お年寄りに避難所の経験談を聞くと、枕が替わって眠れない。直ぐ目が覚める。床が硬い。トイレが近い。

隣が気になって眠れない。など睡眠不足による免疫力の低下が懸念されます。ましてや感染に怯えながらの生活は、耐えがたいものです。

12月の出来事
アメリカ合衆国では、コロナ対策を蔑ろにしたトランプ大統領が落選しました。何十万人もの命が失われました。今日のニュースでは、『USAのコロナ感染者が1日当たり10万人を越えた』そうです。感染防止と経済対策が順調と言える日本で避難所対策を充実させましょう。

まとめ

感染力の強い変異ウイルスの蔓延が始まった現在、大きな自然災害は起こっていませんが、福島県相馬市近くでは大きな地震があり、避難所が開設されました。

高齢者と若者の避難所を別々にすることが、一番の感染対策です。クラスター感染を防ぐためにも、今行う対策です。

一度でも避難所で感染が起これば、避難所へ集まる高齢者は激減します。そうならないためにも完全な感染対策が望まれます。若者と高齢者の避難所は分けましょう。

筆者の近況

コロナウイルスのワクチン接種が始まりました。医院に勤める医療関係者ですが、ワクチン接種は済んでいません。

高齢者の多い医院ですので、私からの患者さんへの感染は避けたいので、自宅と医院の行き来のみで、出かけることは控えております。

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