地震による転倒防止

家具の転倒防止には、これが一番それが、ステー金具です。

強力な転倒防止策

ステー金属使用は家具の転倒を防ぐ最良の方法です。

ミーちゃん
ミーちゃん
おうちで家具の転倒防止策は突っ張り棒やってます。それと転倒防止板も使ってます。
ゲンちゃん
ゲンちゃん
それはいいことだね。ぼくんちは、和式のため突っ張り棒は無理なんだけど、もっと効果的なステー金具を使った転倒防止策をやってるよ。
こんな人に読んでほしい
  • 家具の固定を考えている方
  • 近く地震が来ると心配な方
  • ステー金具について知りたい方
  • ステー金具のデメリットも知りたい方

ステーは英語で「stay」と書き、”とどめる、留まる、滞在する”という意味です。ステー金具とは、固定するための金具のことです。

地震の多い日本では、何回も大きな地震が起きています。20年以内にやって来ると言われる東海・東南海地震、心配でなりません。

過去の大きな地震を経験された方々が口々に「机が飛んだ。テレビが私を飛び越えた。」などビックリするような話をされていました。

あの大きな家具やテレビが宙を舞うなんて・・・・・。そんなことが実際にあるんですよね。そんな怖いことが起こる前に出来ることがいくつもあります。

ステー金属6個

ステー金具を使った転倒防止策

多くの方の一番のやすらぎの場所は自宅です。

そんな自宅にある家具が地震の時に凶器になるなんて信じられませんよね。

しかし現実のようです。ほっといて良いことではありません。

しっかり固定する必要があります。そこで使うのが「ステー金具、固定ベルト、固定ロープ」です。

今回は、ステー金具を中心に説明します。ステー金具には、色々な種類があります。

アンテナを固定するものやエアコンを固定する専用ステー金具もありますが、今回紹介する金具は、ベッドやテレビ、タンスなどの転倒防止策である固定に使うステー金具です。

フリーステー金具、L字ステー金具、T字ステー金具、I字ステー金具など多くの種類といろいろな強度のステー金具が存在します。

軽い家具に頑固な金具を使う必要はありません。反対に重い家具に短い木ネジでは、意味がありません。用途に合ったものを選ぶ必要があります。

工字ステー金具とL字金具

私が提案する転倒防止は、お金をかけないで身を守る方法です。

ステー金具は私の提案にピッタリの転倒防止策であり、最強の転倒防止策です。

ステー金具は安いものでは50円からあります。200円も出せば頑固なステー金具が手に入ります。

ステー金具は1個では役に立ちませんので、1つの家具に対して2個から4個必要です。

200円の金具を購入する場合800円です。家具をいくつか固定する場合それだけの個数が必要となります。

L字ステー金具は壁と家具を固定するために使います。家具と家具をつなぐ場合はI字金具やL字金具、T字金具を使います。

小さな家具は固定された大きな家具に金具を使って繋ぐことも有効です。自宅の家具には、上下に積み重なった家具や別々の家具を上下に設置する場合があります。

上下に置いた家具の転倒防止は非常に難しく、転倒防止板や突っ張り棒だけでは限界があります。上下の家具の連結が大切です。

連結と言ってもくっ付いていれば良いのではなく、上下2つが1つの家具のようになる固定が必要です。アングル金具やI字金具を有効に使用すれば、できる可能性があります。

ステー金具以外にもいろんな種類の転倒防止器具がありますが、ステー金具は転倒防止効果が高い器具です。

ステー金具以外にも、固定用ベルトや固定用ロープ、チェーン(鎖)があります。どれも転倒防止効果の高い方法です。

壁と家具を固定用品で繋ぎ留めるか、ベルトやロープ、鎖を巻いて転倒を防ぎますので、壁へのネジ留めは不可欠です。

ステー金具のデメリット

具や壁、柱にネジ止めするため 、キズや穴を空けてしまいます。持ち家や私邸であれば良いの
ですが、賃貸物件の場合、後々修理にお金がかかります。

ネジ釘の種類と使い方

ステー金具と家具を固定する釘にはいろいろありますが、抜けにくいネジ釘の使用が最適です。

また、ネジ釘を真っすぐ打つのではなく家具の倒れる向きに反するよう(抜けにくい方向に)ネジを打ち込むことが大切です。

薄い板の縦(厚み)方向に、太いネジ釘を使うことは禁物です。

家具の揺れで板が裂ける恐れがあります。板の厚みを考慮してください。

家具の固定部が弱い板状であれば、補強が必要です。どんなに頑固なネジ釘でも家具側が壊れ転倒します。

それを防ぐためには、家具側の補強が大切です。家具の内側に少し厚みのある板を入れて固定しましょう。

家具の内側に隙間がない場合は外側に入れましょう。家具と板の接着をお忘れなく。

ぼくんちは、新築でステー金具は反対だね。突っ張り棒もカッコよくないね。

コンクリート壁のネジ留め不要

家具の転倒防止策の基本はネジ留めですが、マンション住まいの方で、壁がコンクリートの場合、「コンクリートにネジ留めは、大掛かり過ぎる」と言う方に、耐震用の突っ張り棒があります。

しかしオシャレなリビングには、耐震用突っ張り棒は似合いませんよね。

見た目が大きく変わります。また低い家具にも突っ張り棒は不向きです。

壁に穴などあけることなく、見た目もすっきりする対策に『不動王』や『壁ツッパリ』などL字型固定器具という商品があります。

『不動王』や『壁ツッパリ』は、転倒防止板と組み合わせれば効果抜群です。

ステー金具以外にもいろんな種類の転倒防止器具がありますが、ステー金具は転倒防止効果が高い器具です。

ステー金具以外にも、固定用ベルトや固定用ロープ、チェーン(鎖)があります。どれも転倒防止効果の高い方法です。

ここ何年かの間に東海・東南海地震は必ずやってきます。その前に命を守る行動を起こしましょう。転倒防止策の基本はネジ留めです。ステー金具、固定ベルトなどで壁と家具を固定しましょう。

  • 壁と家具を固定するほかに、家具と家具を固定することも有用です。
  • 固定用釘はネジ釘を使用して打ち込む向きも工夫しましょう。
  • マンション住まいの方で、コンクリート壁への固定に躊躇されている方には『壁ツッパリ』や『不動王』などがお勧めです。

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