『子育てに向いていない』人間なんていない。辛い・やめたいは几帳面な貴方だから悩む。
- まじめで、几帳面、曲がったことが嫌いなお母さん。
- 最後までやらないと、気がすまないお母さん
- 見栄っ張りなお母さん。
- どちらかと言うと心配性なお母さん。
- 辛い、やめたいと思ったことがあるあなた
お母さんの子育ての悩み
子育ての悩みにはいろいろあります。
お母さんが自分は『子育てに向いてない・辛い・やめたい』と考えてしまう項目を下記に羅列しました。
子育ての悩みを3つに分類しました。
- 【子育ての能力がない】
- 【愛情が欠けている】
- 【時間がない】
この3点です。この3分類について詳しく打開策をかんがえます。
わたしは子育てする能力がないのでは?
- 夜泣きがひどく泣き止まない。
- 子供が言うことを聞かない。
- 子供の行儀作法がうまくいかない。
- お友だちと比べて、発達の遅れが心配。
子供に対する愛情が欠けているのでは?
- 子供へのイライラが止まらない。
- 子育てが楽しくない。
- 子供を怒鳴ったりする。
- 子供にやさしく接することができない。
- 子供が可愛くない。
時間がなくて困ってる。
- 部屋をきれいにする時間がない。
- 料理をする時間がない。
- 洗濯する時間がない。
- 夫婦の時間がない。
- 自分の時間がない。
それでは、一つひとつ解決策を見ていきましょう。
⓵夜泣きがひどく泣き止まない。
夜泣きの要因として考えられるのが、子供の睡眠力の未熟さです。
レム睡眠、ノンレム睡眠が交互にやって来ますが、間隔が短く浅いため、直ぐ目を覚ましてしまいます。
オムツ替え、ミルクやり、抱っこなどの普段やっていることで夜泣きが治まる場合がありまので試してみましょう。
治まらない場合は、いっそ、しっかり目覚めさせて、もう一度、寝かし付けることから始める方法も効果的です。
また、子供を寝かそうとはせず、室外に音が漏れしないようにして、お母さんのビデオ観賞もよいのではないでしょうか。
何週間も取り貯めておいたドラマを見るのも一案です。
子供が泣くのは仕事ですので夜泣きをしたからと言って、焦ることはありません。
たまたま夜中に目覚めたと考えてください。
夜泣きで一番心配なのは、子供さんではなく、お母さんです。
『お母さんは自分自身を労わることが大切です。』心配し過ぎないように気楽な気持ちで子育てしましょう。
セルフコンパッションとは、自分で自分を労う(思いやる)ことを言います。
お母さんの睡眠不足解消は、昼間お子さんと一緒の昼寝や洗濯機を廻しながら、うとうとしましょう。
研究では、体重が5kg、生後4か月過ぎれば6時間睡眠を採り入れてもいいとの研究があります。
日頃から日中の睡眠を減らすことにより、夜のスヤスヤが長時間続くことがあります。
赤ちゃんが夜に7時間つづけて眠ることを目指して睡眠トレーニングをはじめてもよい条件は、次のとおりです。この条件がすべてクリアされてから、トレーニングをはじめましょう。
- 生後3カ月に入った
- 体重が5kgを超えた
多くの医師や研究者は、赤ちゃんの体重が5kgを超えれば、体の面では、夜につづけて5時間眠ることができると考えています。体重がひとつのポイントになることは、早産児や低体重児は、睡眠パターンが成熟するのに時間がかかるという研究にも合致します。
- 長く眠った日があった
たとえ1度でも、赤ちゃんが長くつづけて眠ることがあったら(たとえば6時間)、それくらいの時間はおっぱいを飲まなくても平気だということです。
②子供が言うことを聞かない。
子供が言うことを聞かないのは、発育の観点からいうと、当然のことです。
自我が芽生えてきた証拠です。
子供は2~3歳になると『イヤイヤ』をしたり、『急に怒り出したり』『自分でやりたがる』などお母さんには大変な時期がやってきます。
子供さんにとっては大切な自我の芽生えで、成長の証です。
自分のやりたいことを始め、やめたいときにやめます。
お母さんの言うことをすべてを聞くような子の方が心配です。
お母さんは『いよいよ始まった』と思ってやりたいようにやらせましょう。
お母さんはあまり心配を募らせたり、イライラを募らせたりしないようにしましょう。
⓷子供の行儀作法がうまくいかない。
- あいさつができる。
- 『ありがとう』『ごめんなさい』が言える。
- くつをじょうずにはき、ぬぎができる。
- 箸がじょうずに持てる。
- 服をじょうずに着られる、たためる。
- トイレがじょうずにできる。
行儀作法としては上記のようなものが有ります。
教えることも大切ですが、おとうさん、おかあさんが手本を見せましょう。
教えるだけでなく、常にお父さん、お母さんが毎回使っていたら、お子さんは必ずまねをします。
両親が、やらなければ覚えた作法もすぐ止めてしまいます。何度も繰り返して教えることは止めて、お父さんお母さんが何回も見せることが大切です。『親御さんが背中で教える』です。
何か謝って欲しいのでしょうが、自宅で言われてたことをお友だちに言うとはびっくりでした‼️
以後、自宅では言わないように気をつけました。
私は、仕事がら子供さんの着替えを見ることが多いのですが、服を脱ぐと綺麗に畳む子、畳もうとする子、脱ぎっぱ無しの子どもなど色々な子供さんがいます。
うまく出来なくても畳もうとする意識が大切です。何事に対しても意識できていることが今後に繋がります。
ちっちゃなお子さんは器用にできませんが、言い続ける(見せる)ことで意識して出来るようになります。
これは私の個人的な意見です。
箸の持ち方については、正しい持ち方を教えましょう。学生さんたちを見ていると、色々な持ち方をしています。多くの学生は正しい持ち方で良いのですが、首をかしげる子もいます。本人と話しても、長年の習慣は治らないと言います。
技術に関することは、親御さんが何回も教えましょう。さもないとお子さんが恥をかきます。
今回は私の話です。田舎育ちの私は、ご飯にお味噌汁をかけて食べることが好きです。大事な会食では、出しませんが、気を許すと出てしまいそうです。
個人の嗜好ですので、大きな問題ではありませんが、ある程度のエチケットは小さい頃から意識させておきましょう。
⓸お友だちに比べて、発達が遅いのでは
ハイハイが遅い子、立ち上がりが遅い子、言葉が遅い子などいろいろ心配はありますが、心配のし過ぎは、子供にもお母さんにもよくありません。
同じ入園や入学でも4月生まれと3月生まれでは、おおよそ1年違います。発育も全く違いますから、3月生まれはハンディですよね。
女の子と男の子では、けっこう発育スピードが違います。女の子は覚えるのが早く、男の子は幼く見えます。
特に、お兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子は、兄ちゃんや姉ちゃんの真似をするので覚えるのが早いんです。
そんなに心配いらないんじゃない?
近所のお金持ちの家に、男の子の兄弟がいました。
その兄弟は、駄菓子屋へ行くとお金を払わないで品物を持って帰ります。その後ろにはおばあさんがいて、支払いを済ませて帰ります。それ以外にも過保護で、我々とはだいぶ違っていました。それが小学校入学するまで続きました。
そんな兄弟ですが、小学校に入学後は普通の小学生と全く同じで、我がままでもなく学校の成績も良かったです。
上記は極端な話ですが、小さな頃は厳しくする必要はありません。のびのび生活することが大切です。躾、しつけに走らないようにしましょう。
無理をしないことで、親御さんもお子さんも笑顔でいられます。
お母さんの悩み(子供への愛情)
- 子供へのイライラが止まらない。
- 子育てが楽しくない。
- 子供にやさしく接することができない。
- 子供が可愛くない。
責任感の強いあなた(お母さん)だから上記のような悩みが生まれます。こんなあなた()だからこそセルフコンパッションが必要です。
セルフコンパッションとは、自分で自分自身を(思いやる)労うことを言います。コンパッションとは、思いやりや慈悲と訳されます。その前にセルフが付いていますので、自らが自らを思いやることを言います。
コンパッションには、
- 他人に対する思いやり
- 他人から受ける思いやり
- 自分自身に向けられる思いやり
がありますが、『子育てに向かない・辛い・やめたい』と思うお母さんは②の他人からの思いやりも受けられない性格で、③の自分自身への思いやりを甘やかしていると感じる方が多いのです。
言い方を替えれば真面目過ぎで困った性格です。
上記のすべてはお母さんの愛情が足らないから起きることではなく、前述の心配や不安が招くものです。その心配や不安が取り除ければ、一瞬で消えて無くなります。
どのお母さんでも悩みは大小さまざまあります。特に大きく現れるのが、完璧を求める母親です。一線で仕事をバリバリしていた女性には、起こりがちな心のトラブルです。
時間がなくて困ってる。
- 部屋をきれいにする時間がない。
- 料理をする時間がない。
- 洗濯する時間がない。
- 夫婦の時間がない。
- 自分の時間がない。
時間がない件については、旦那さんの力を借りましょう。妊娠したら旦那さんとよく話し合い二人で子育てが出来るようにしましょう。
旦那さんへの影響
お子さんとのスキンシップはお父さんを認識してもらうためにも大事です。お子さんの世話をしていると同時にお子さんに好きになってもらえます。
掃除洗濯は2日に1度、食事は月に1度は外食やコンビニ・スーパーの総菜も利用して、時間を作りましょう。
実家の両親や旦那の両親にも手伝って頂きましょう。完璧を求めるあなたには、つらいことかもしれませんが、笑顔で子育てできる環境づくりには、あなたも笑顔、お子さんも、旦那も両親も笑顔になれます。両親に弱い自分を見せることも大切です。
『ハピネス・アドバンテージ』 知ってますか?
ハピネス・アドバンテージという言葉をご存じでしょうか?日本語に訳すと幸福優位性です。
成功と幸福の関係を研究した作家『ショーン・エイカー』は、幸せな人が成功すると発表しました。
研究によると幸せを感じている人はポジティブな感情を持ち免疫力も高く、視野も広く、何事にも成功する確率が高いとしています。
多くのお母さんは子供に対して、将来幸せになってほしいと思いながら子育てをしています。
よく勉強ができ、良い大学へ入学、一流企業へ就職してお金をいっぱい稼いで成功してほしいと考えています。そのために毎日たいへんな子育てをがんばっています。
しかし成功者は幸せになれる。のではなく、幸せになれたら成功できる。というものです。
『子育てが出来ない。うまくいかない。愛情が足りない。子育て能力がない』など幸せを感じないあなたが、子供さんを幸せにはできません。
優しいお子さんに育てるには、先ず自らが幸せを感じて、お子さんに笑顔で接してください。そうすればお子さんも笑顔になれます。お子さんは真似が大好きです。お母さんの笑顔で子供さんも自然と笑顔になり、幸せいっぱいの人生が始まります。
まとめ
夜泣きは、が続いても心配しないでください。一番心配なのは、子供さんではなく、お母さんです。
言うことを聞かないからと言って、お母さんはあまり心配を募らせたり、イライラを募らせたりしないようにしましょう。
行儀作法は、教えることも大切ですが、おとうさん、おかあさんが手本を見せましょう。
真面目で几帳面なお母さんは特に上手くいかない子育てに対して、負のイメージ(向かない・辛い・やめたい)を持ちます。人間はほかっていても育つくらいの大らかな気持ちで子育てをしましょう。
真面目で几帳面なお母さんは子育ての苦しみ(向かない・辛い・やめたい)を抱え込んでしまいます。セルフコンパッションしましょう。お子さんが幸せになるよう育てたいなら、お母さんが幸せを感じてお子さんに接してください。
ハピネス・アドバンテージ:成功者が幸せになるのではなくて、幸せを感じている方が成功する。