子供が産まれて最初に関わるのが親御さんです。特にお母さんの存在は大きく、お子さんのそばにはいつもお母さんがいます。
お父さんと接する機会はあまり多くありません。サラリーマンのお父さんであれば接する機会も少なくなります。
特に、遠距離通勤のお父さんや単身赴任のお父さんは極端に接する機会が減ってしまいます。
- 単身赴任中でお子さんとの教育方法に悩んでいる方
- 遠距離通勤でお子さんとの関わり方にお悩みのお父さん
- お子さんと面と向かうと叱ってしまう親御さん
お父さんの希薄な子育て
家族のために生活費を稼ぐお父さんには、『子育てをお母さんに任せてきりになっている』という悩みがあります。
子供と遊んだり、話したりする機会が少なく子供とのコミュニケーション不足を痛感しています。
父親の悩みAさん(遠距離通勤者)
私の通勤にかかる時間は片道1時間半です。眠いのは苦にならないのですが、平日、子供と接する時間がありません。
子供が起きる前に自宅を出ます。帰宅も子供が眠った後になるため、寝顔を見るだけの毎日です。
土日も仕事や接待で子供と遊ぶ時間が制限されることがあります。
遊んだり話したりする時間が欲しいですね。
父親の悩みBさん(単身赴任中)
妻と3歳の息子を自宅において単身赴任中です。テレビ電話を利用して息子と話すことはありますが、遊んだり、絵を描いたり、字を教えたりすることができません。
月に一度は子供の待つ自宅に帰るのですが、すべての時間を子供に費やすこともままならいので、僕も子供もフラストレーションが溜まっています。
お二人のご意見を紹介しましたが多くのサラリーマン父さんがお子さんとの関わりや教育に悩みをお持ちです。
そこで、そんなお悩みをお持ちのお父さんにお勧めしたいのがお子さんとの交換日記です。
お子さんとのコミュニケーションツールとして使えます。継続することで国語力を研くことができます。
親御さんへのアドバイス
お母さんには、お子さんへの応援をお願いします。
お父さんと始める交換日は初めが肝心です。お子さんへのアドバイスやフォローが大切です。
継続が難しいお子さんへの褒め言葉でやる気スイッチ入れてあげましょう。
遠距離通勤のお父さん
お子さんとのすれ違いが多いのが遠距離通勤のお父さんです。
そんなお父さんの悩み解消にピッタリなのが交換日記です。
お子さんに伝えられない思いを文字にしましょう。
面と向かって伝えられない思いを伝え易いのが交換日記の良いところです。
単身赴任中のお父さん
奥さんやお子さんの居る自宅に帰るのが月に1回というお父さんも多いようです。
そんなお父さんには、スマホやタブレットを使ったテレビ電話は有効なツールです。
しかし、子供番組の放送がある時間帯は、集中できないのでメールやLINEを使った交換日記をお勧めします。
同時に文字を書く練習のためにもノートによる交換日記も併用しましょう。
交換日記を続けるためには
先ずは長続きできるようにしましょう。始めはどんな形でも結構です。
最初は交換ノートを作らず、チラシ広告の裏でもよいと思います。お子さんがその気になったら交換ノートを作りましょう。
最初は、絵や言葉だけでも『良し』としましょう。褒めることを忘れないようにして先ずは続けることが目的です。
お子さんとのやり取りが上手くできるようになれば、交換日記の始まりです。
文字の間違いや文章の構成などの指摘は二の次にして、褒める、けなさないを頭の片隅に置きましょう。
指摘する時は、1つ直しまて2つ褒めましょう。
交換日記のメリット
お父さんの悩みであった、お子さんと心を通わせることができます。
お子さんの現在を知ること(感じること)ができます。
お子さんもお父さんの存在を感じられて心強い気持ちになれます。
交換日記をすることで、コミュニケーションスキルがアップします。
語彙力や文章力が身に付く
継続して文字や文章を書くことで多くの言葉を覚えます。
文章の構成力も身に付きます。
また多くの文字を書くことで書くことに対する苦手意識や抵抗感が取り除けます。
一日を振り替えられる
交換日記を書くことで、今日一日あったことを振り返ることができます。
例えば、友人との口論に対しても、言い過ぎたことの反省や後悔をすることができます。
最後に
お父さんの悩みであるお子さんとの関わりを交換日記が解決してくれます。
特に、単身赴任中のお父さんや遠距離通勤のお父さんには、切実な悩みである子供との心の距離を近づけてくれます。
そのうえ、子供の教育にも貢献してくれる交換日記は最高のツールです。